週末にのんびりしたい時は、都内のホテルを利用することにしている。
旅先で泊まるホテルも楽しいが、都心の五つ星ホテルで週末を過ごすのもよいものだ。
今夜は、最近では常宿とも言える、白金台の『シェラトン都ホテル』に部屋をとっている。
日本庭園の庭も良いし、各階のエレベーター・ホールのインテリアも落ち着いている。
おや、今夜の部屋は何時もより少し狭い。
まあ、機能的には全く問題は無いので良しとしよう。
シャワーを浴び、さっぱりとした洋服に着替える。
するとほどなく彼女が到着。
早速冷やしておいた白ワインを抜栓。
何時もはシャンパーニュから始めるのだが、今夜は彼女が好きな造り手の白にしたのだ。
フレデリック・マニャンのサン・ロマン、2010年。
コート・ド・ボーヌの高台にある人口300人にも満たない小さな村のアペラシオン。
でもフレデリック・マニャンが造ると最高のブルゴーニュの白が生まれるのだ。
彼が来日の折に、食事を共にする機会に恵まれた。
洗練された物腰、楽しい会話。
それ以来彼のワインは、二人にとって無くてはならないものになっている。
私のセラーにも、彼のワインは何時でも少なくとも数本は入っている。
今夜は、その内の1本を持ってきたのだ。
セラーで大事に寝かせておいたので、乾燥することもなく、するりと抜くことができた。
今日は時間があったので、ファロでサラダ類を仕入れてきた。
オリーブと、5種類のサラダ。
出来るだけ多くの食材と異なる味の組み合わせを考えた。
グリーンとブラックと、ドライトマトの組み合わせ。
でも、写真を撮る前に彼女があっという間に半分以上食べてしまった。
濃厚なゴルゴンゾーラが肉厚のペンネに良く絡んで美味い。
あれ、これも彼女が既に少し取ってしまったようだ。
海老とブロッコリーのサラダ。
大きな海老が歯応えがあって美味い。
そして白ワインにも良く合う。
キュウリ。カリフラワー、蓮根、大根、そして柚子の香りが奥ゆかしい。
生ハムのサラダも美味い。
おや、白が残り少なくなってきた。
赤を早目に抜栓しておこう。
白金台の『シェラトン都ホテル』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。