今夜のワイン、マンゴツリー東京、丸ノ内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は彼女と丸ビル35階の『マンゴツリー東京』で待ち合わせ。


何時もの通り、待ち合わせ時間よりも早く店に到着。


するとエントランスで支配人が、「お連れ様は到着されています」と告げてくれる。


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予想外のことに驚き、急いで店の一番奥のテーブルに向かう。


”リザーヴド”の紙片を背負った予約象がテーブルを守ってくれている。


その横で、彼女はメニューの検討に余念がない様子。


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早速シャンパーニュで乾杯。


フィリップ・ゴネ、シナチュール、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。


フィリップ・ゴネは、1783年から6代にわたって家族経営を続けるメゾン。


リザーヴ・ワインはシュール・リーで36か月以上熟成させ、このリザーヴ・ワインを30%使用している。


活き活きとした柑橘系の香りを持ち、切れ味の良いブリュットである。


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前菜は、彼女が好きなメニュー、手長海老と帆立のシーフードサラダを頼んだ。


ちょっとホットだが、レモングラスの香りが爽やか。




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彼女の皿に、気持ちを込めて取り分ける。


「貴方が盛り付けると本当に綺麗」、そう言われると次の皿も私が取り分けようと思ってしまう。


ホタテもムール貝も、スカンピもとても美味しく、シャンパーニュに良く合う。


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白ワインは、イタリアのヴェネト州の物を選んだ。


パクサ・ビアンコ、ヴェネト。


初めてのワインでありあまり良く知らないが、ぶどうはガルガネガ、ピノ・ビアンコだそうだ。


香りはフルーティで、柑橘系の花の香り。


口に含めば、すっきりとした辛口。


これはタイ料理に良く合う。


彼女と過ごす、丸ビルの『マンゴツリー東京』での楽しい夜はまだ続きます。