街の中心は、このカテドラル。
正式な名前は、”Cathedral of the Immaculate Conception”、訳せば聖母受胎大聖堂。
大聖堂の正面、緑地を挟んだ反対側には、澄んだ水が湧き出ている。
いったいこれは何なのだろう。
泉の前の礎石には、CITY OF MOBILE、ALABAMA POWER FOUNDATIONと書かれている。
ここがアラバマ発祥の地と言うことか。
街並みは、「風と共に去りぬ」の世界がそのまま残っているような風情。
レトロな南部にタイムスリップしてしまったようだ。
この辺りにはレストランも多く、夜になればもう少し人通りも増えるのだろう。
角を曲がると、消火栓から水が勢いよく流れだしている。
でも、通行人は誰も気に留める様子が無い。
公園の木々は大きく生い茂り、この先にレッド・バトラーの邸宅があってもおかしくない雰囲気。
公園の入り口には、モビール湾海戦100周年記念と書かれた、1964年の銘板が置かれている。
1864年8月5日にモビール湾で行われた海戦で、北軍が南軍の艦隊を撃破したことにより北軍の海上封鎖が完成し、北軍勝利の重要な契機となった。
モビール・カーニバル・ミュージアムと書かれている。
個人所有のミュージアムのようだ。
ダウンタウンから空港に場所が移るが、モビール空港ロビーにとても目立つ展示物がある。
それがこのド派手な車。
近付いてみると、車の至る所に人形やキラキラのデコレーションが付けられている。
いったい何の展示なのだろう。
室内にもいろいろな人形が置かれているし、シートのデザインもなかなかイケてる。
結局何のための展示なのかわからない。
トランクルームいっぱいに、別宇宙が広がっているのだ。
何だかわからないけど、とっても楽しいモビールのお話でした。