今夜のワイン、シェラトン都ホテル、白金 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


IMG_20140703_183506.jpg

白金台の『シェラトン都ホテル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


シャンパーニュの後は、赤を抜栓。


これは、先月のバルセロナ旅行の時に購入してきたカタルーニャのワイン。


エチケットがとても綺麗だったので、思わず購入してしまった。


表のエチケットには、ホアナという名前のみが記載されている。




IMG_20140703_183532.jpg
裏を見ると、ホアナ、2012年、モンサンと記されている。


モンサンは、カタルーニャ州のタラゴナ県にあるワイン産地。


地中海から30Kmほど内陸部に入った丘陵地帯にある。


ぶどう畑は斜面に棚状に作られているのだそうだ。


地中海の海風の影響を受けながら、寒暖の差が大きく、ぶどう栽培に適した地域なのだ。







IMG_20140703_183552.jpg


最低でも2年間の熟成が課されている地域であり、このホアナも酸とタンニンのバランスが良い、なかなか美しいボディをしている。


彼女も気に入ってくれた。


バルセロナで購入したワインの1本目は、成功と言える。


既に酔いが回ったのか、写真がかなりボケてしまった。













DSC_2369.jpg
どうも飲み過ぎたようなので、お腹に溜まるものをルームサービスで注文することにする。


このピザ、熱々のチーズがとろけてかなり美味い。


ホアナにも良く合う。


IMG_20140703_183613.jpg
ホアナはまだ残っているが、赤をもう1本試してみることにする。


このワインは買った時に、ラッピングし、リボンを付けてもらっておいた。


一緒に飲むのだからプレゼントというのもおかしいが、でも彼女を大切に思う気持ちはわかってもらいたい。


『今度は貴方から私へのプレゼントね』


『ホアナが美味しかったから少し霞んでしまうかもしれないけど、君が好きなブルネッロ・ディ・モンタルチーノだよ』





IMG_20140703_183710.jpg


イタリア、トスカーナ州のピニーノが造る、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、2007年。


2年ほど前に買っていたものだが、気が付けばもう7年の熟成を経ている。


そろそろ飲んだ方が良さそうだと思い、セラーから取り出してきたのだ。


ピニーノ・ワイン・エステートは、1874年設立の名門。


そのブルネッロとなると、期待に胸が膨らむ。






IMG_20140703_183732.jpg
サンジョヴェーゼの亜種であるブルネッロで造られた、とても強い赤。


オークの大樽で最低2年、リリース前に4年の熟成期間を義務付けられている。


ふくよかな果実香、深い熟成感、強いが円やかなタンニン、どれをとっても素晴らしい。


やはりブルネッロはバローロと並び、イタリアを代表するワインと言える。






DSC_2370.jpg
濃い赤に合わせ、料理は和牛ステーキを注文。


このホテルの良いところは、本当に熱々で部屋に届くところ。


かなり飲み過ぎてしまったけど、彼女と過ごす、『シェラトン都ホテル』での楽しい夜でした。