銀座クレストンホテル、築地 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

テーマ:



IMG_20140702_124510.jpg

築地の聖路加病院の前を急ぎ足で歩く。


目的地は、『銀座クレストン・ホテル』。


今夜は彼女と、部屋で待ち合わせ。


車でホテルまで乗り付けても良かったが、久し振りに訪れるので、聖路加の前の遊歩道を歩きたかった。


でも、彼女を待たせても悪いので、暑い中を早足で歩くことになってしまったのだ。


IMG_20140702_124548.jpg
聖路加大学、聖路加国際病院の前を過ぎると、聖路加タワーに至る。


この右側のタワーの32階から上が、『銀座クレストン・ホテル』である。


高層ホテルなので、部屋から見える東京の景色が美しい。


彼女と共に美味しいワインを飲みながら観る夜の東京が楽しみだ。


DSC_2260.jpg
ホテルのレセプションは、1階にある。


彼女が既にチェックインしているので、部屋番号はわかっている。


レセプション前を素通りし、36階の部屋に向かう。


IMG_20140702_124653.jpg
部屋に到着すると、「ね、今夜のワインは何なの」と彼女が尋ねる。


「はい、君へのプレゼント」


ラップをして赤いリボンを付けたシャンパーニュを保冷バッグから取り出す。


イギリス王室御用達のワイン&スピリッツ商、ベリー・ブラザーズ&ラッドのベリーズ・ユナイテッド・キングダム・キュヴェ、グラン・クリュ、マイィ、2002年。


ベリー・ブラザーズ&ラッドは、300年以上の歴史を誇る英国屈指のワイン&スピリッツ商である。


IMG_20140702_124822.jpg
英国の会社のブランドだが、もちろんシャンパーニュで造られたもの。


生産者は、マイィ生産者組合。


その2002年ミレジメのグラン・クリュである。


セパージュはピノ・ノワール75%、シャルドネ25%。


彼女も私も好きな、黒ぶどう主体の深みと熟成感のある素晴らしいシャンパーニュ。


今夜のシャンパーニュを見て、彼女はとっても嬉しそう。


そんな彼女を見て、私も幸せな気分になる。



IMG_20140702_124932.jpg
ミュズレのデザインも、何となく英国風。


ベリー・ブラザーズ&ラットのグラン・クリュは何本か飲んだことがあり、ミュズレもコレクションに入っているが、これも記念に取っておくことにしよう。




DSC_2266.jpg
シャンパーニュに合わせて用意したチーズを、保冷バッグから取り出す。


今夜は、ゴルゴンゾーラ・ピカンテとリシュモン・ブリー。




DSC_2278.jpg
彼女が好きなクラコットも用意しておいた。


今夜のチーズは熟成具合が丁度良く、シャンパーニュに実に良く合って美味い。


DSC_2264.jpg
ルーム・サービスで頼んだサラダも届く。



『銀座クレストン』のルーム・サービス・メニューは多くは無いが、どれも美味しい。



DSC_2267.jpg
二つの皿に取り分ける。


何時もは私の仕事なのだが、今夜は何故か彼女がせっせと取り分け、ドレッシングを掛けてくれた。


築地の高層ホテルでの楽しい夜は、まだ続きます。