乗り換えまでの2時間弱を過ごす。
ミュンヘン空港は小振りなので、フランクフルト空港のような巨大空港に較べると、欧州の他の都市に乗り換えるには便利なのだ。
ルフトハンザのラウンジに向かっていると、BMWの展示に人だかりができていた。
羊の皮を着た狼の人気は高い。
私もBMW本社の見学に行ったことがある。
今のボルボの前はアウディに乗っていたので、親しみがある。
それにしても、最近のアウディのフロントグリルの重厚感には抵抗がある。
クワトロのように、ハイウエーでも山道でも軽快に飛ばすことができるのがアウディのはず。
でも、居住空間が良いのがアウディの良さでもある。
私も以前はルフトハンザに乗っていたので、最高レベルのメンバーシップを保有していた。
生のソーセージやひき肉を食べることができるのがドイツの良いところ。
早速パンに乗った生肉をゲット。
ワインは、ブヴェ・ラデュベが造る、ブヴェ・ロゼ・エクセランス。
ブヴェ・ラデュベは1851年創業の、ロワールで最も古いヴァン・ムスー生産者。
瓶内二次発酵で造られ、多くの公式行事で採用されている。
席に着くと、タルタル・ステーキが載ったパンを、ロゼのヴァン・ムスーと共に味わう。
機内で充分飲み食いしているが、ルフトハンザのセネター・ラウンジに来ると、この料理は避けて通れないのだ。
日本時間では午前4時を過ぎたところ。
眠さを通り過ぎて、疲れてはいるが目が冴えてきてしまった。
迎えのベンツに乗り、急いでホテルに向かう。
さあ、バルセロナの旅の始まりです。