バンコクのイタリアン、『ベラ・ナポリ』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。
白をあっという間に飲み干してしまったので、赤ワインを抜栓。
シチリアのヴィニエティ・ザブが造る、キアンタリ、ネーロ・ダーヴォラ、2012年を選んだ。
ヴィニエティ・ザブはシチリアでも人気のワイナリーで、今ではアブルッツォ州の大手生産者、ファルネーゼの傘下に入っている。
写真はボケてしまったが、実際の色は綺麗な深紅。
ネーロ・ダーヴォラはシチリアの地ぶどうで、以前は洗練されないものが多かったが、今ではイタリアを代表する強く洗練された赤ワイン用ぶどうのひとつに成長している。
キアンタリとはシチリアの方言で、”耕作する”という意味。
ぶどう作りに注力していることの証しの名前である。
暖かなシチリアでも、ぶどう畑は標高300~500mの場所にあり、熟成にはフレンチオーク樽が使われている。
ここでパスタ二種が届く。
アーリオーリオペペロンチーノには、カリカリベーコンをトッピングしてもらった。
これはとてもとてもホット。
赤唐辛子が丸ごと何本も入っているのだ。
器は、ピザ生地で封をして出される。
パスタと一緒に、この生地を食べるのがここでの流儀。
酔いが回ったのか、何を注文したか全く覚えていない。
ゴルゴンゾーラのコクとリンゴの甘酸っぱさがとてもマッチして美味い。
焼いたチーズの香りがたまらない。
もうお腹はいっぱい。
本当のデザートは今夜は省略。
何時来ても楽しい、バンコクの『ベラ・ナポリ』の夜でした。