コルカタからシンガポール航空でシンガポールに飛び、成田行きのANAに乗り換える。
コルカタを深夜に発ちシンガポールに早朝に到着するが、時差が2時間半あるので差し引くと、睡眠時間は多く見積もっても2時間ほど。
ふらふらした頭でターミナル間移動列車に乗り、シンガポール航空のファーストクラスラウンジにたどり着く。
ラウンジ内には蘭の花がそこかしこに植えられ、華やかな雰囲気に包まれている。
このままのんびりしていると、寝てしまいそうだが、2時間ほどの乗り継ぎ時間なので、ラウンジに居られるのは1時間ちょっと。
ここのシャンパーニュは、ボランジェ・スペシャル・キュヴェ。
コクがあってバランスの良い素晴らしいシャンパーニュである。
5~10年間熟成させたリザーヴ・ワインを用い、最低でも3年間の瓶熟を経てリリースされている。
ボランジェのラ・グランダネはジャームズ・ボンドが愛するシャンパーニュとして有名。
どんな料理があるのか、一つずつ蓋を開けて検分する。
お腹は空いていないのだが、美味そうな点心に誘われ、幾つかを皿に取る。
熱々の海老餃子や焼売がとても美味。
ブシャール・ペール・エ・フィスが造る、マコン・リュニィ、サン・ピエール、2010年。
ブシャール・ペール・エ・フィスは、ブルゴーニュを代表する名門ネゴシアン。
ぶどうの自然な果実味を大事にした造りで、好きな造り手である。
このラウンジに来たら必ず食べるのが、目の前で造ってくれる麺。
麺と肉の種類を選び、自分で薬味を入れて好きな味に仕上げる。
これが最高に美味いのだ。
眠気が吹き飛んだ、美味しく楽しいシンガポール航空のファーストクラス・ラウンジでのひと時でした。