インド列車の旅、コルカタ/ムンバイ線 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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コルカタからムンバイに向かう、長距離寝台列車に乗り込む。


コルカタと言っても中心部にあるハウラ駅ではなく、郊外のシャリマー駅。


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シャリマー寝台列車の始発駅なのだが、とてもひなびた雰囲気。


線路の間では牛が草を食み、人々が自転車や徒歩でで線路を行き来する。


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インドの列車はとにかく長い。


ホームの端が見えない位長く、自分の乗る号車位置を間違えると、停車時間内に移動することは不可能なのだ。


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列車の発車を待つ人々が、ホームで横になっている。


昼間は見えるので大丈夫だが、日の出前や日の入り後は寝ている人を踏んでしまいそうで駅構内を歩くのも一苦労だ。


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特等者の寝台は三段で、明るいうちは一番下の段に三人が並んで座る。


暗くなるとそれぞれ上の段に移動するのだが、こんな薄くて狭いベッドなので落ちそうで安眠できない。


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窓が汚れているので、外の景色は霞んで見える。


のどかな風景が続くが、2~3年前までは毛沢東派の共産ゲリラの襲撃が続き、焼け焦げた車両が線路脇にあったり、窓ガラスに銃弾の穴が開いたりしていたものだ。


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夜に目的の駅に到着。


ポーターを雇い、荷物を運んでもらう。


20Kgを超えるスーツケースを二個頭に乗せ、人混みの中や階段を実に早足で進む。


自分の荷物に遅れないように歩くのが難しいほどだ。


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やっとホテルに到着。


見慣れた商売の神様、ガネーシャの像が迎えてくれる。


腕が4本あり、片方の牙が折れているのが特徴。


でも、以前もブログに書いたが、ここのガネーシャには腕が二本しかない。


さて、インド内陸部の旅の様子の紹介は、また明日。