アクロンでの最初の夜は、郊外のイタリアン、『Fiore's』。
まだ出来て半年の新しいお店。
表の道に面した看板には、イタリアン・ステーキハウスと書かれている。
イタリアンとステーキハウスを一緒にする必用は無いのに、と思う。
ランチョ・ザバコが造る、ソノマ・ヘリテージ・ヴァインズ・ジンファンデル、2011年。
濃く甘みのある従来のジンファンデルとは異なり、チェリーやラズベリーのフルーツ味を持ち、バニラやペッパーのニュアンス、そして円やかなタンニンを持った洗練されたスタイル。
ところで、ランチョ・ザバコとは、ソノマにある古くからのメキシコ人居留地の名前。
米国旅行中は野菜が不足しがちなので、可能な時には必ず食べるのだ。
パンが美味しいので、ジンファンデルに合わせてついつい食べてしまう。
たっぷりのエクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルに、煮詰めたバルサミコと粒マスタードを入れて、パンを浸すと美味い。
ムール貝は、ガーリック・オイルにしてもらった。
身が大きく、ぷりぷりで美味い。
フランスの小振りのも好いが、アメリカらしく大きな身も食べでがあって美味い。
でも、日本人の小さな胃は、すぐにいっぱいになってしまう。
今夜はメインは控え、パスタで締めくくる。
私のパスタは、フェトチーネを頼んだが、なんとランチに続き、大きなチキンが上にド~ンと乗ってきた。
美味いが、量とチキンに絶句。
友人のは大きな巻貝型パスタに、たっぷりの濃厚なポモドールソース。
ひとつもらったが、こっちも美味い。
それにしても私のパスタは何グラムあるのだろう。
店の人に持ち帰るかと聞かれたが、ホテルでは食べないので断り、半分を残して店を後にする。
アクロンのイタリアンでの、美味しいがお腹いっぱいの夜でした。