今夜の赤ワインは、何時か彼女と飲もうとお店にキープしておいたもの。
実はキープしておいたことを忘れてしまっていたので、随分古びてしまった。
トスカーナ州ボルゲリ地区の名家、カステッロ・ディ・ボルゲリが造る、カステッロ・ディ・ボルゲリ・スーペリオーレ、2006年。
赤紫の深い色合い。
素晴らしい熟成香。
強い熟成感と、円やかなタンニン。
やはり素晴らしいフルボディである。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー25%、カベルネ・フラン25%。
収穫時期が異なるぶどう品種毎に醸造を行い、11月上旬にバリック(新樽比率20~30%)に移し替えて熟成。
翌年の4月下旬から5月上旬に瓶詰し、約1年間瓶熟させている。
一人前を頼んだのだが、二人に綺麗に分けて出してくれた。
バーニャカウダソースも、火を灯した器が二つテーブルに届く。
支配人の心遣いに感謝。
渡り蟹のキターラ。
これは私の好物。
今夜のシェフのスペシャル料理だ。
赤ワインが強いので、羊が良く合うと考えたのだ。
彼女もカステッロ・ディ・ボルゲリと仔羊の組み合わせに、大満足。
焼き上げるのに15分ほど掛かると言われたが、別に急いでいないので注文。
『シルベラード』は、いつ来ても料理にもワインにも満足することができる。
彼女と素敵に過ごす、銀座の夜でした。