今夜は久し振りに彼女と共に、『ブラッスリー・ポール・ボキューズ東京』の定例ワイン会に参加した。
東京駅八重洲北口に連結したビルに入っているお店は、とてもアクセスが良い。
そこで、彼女とはお店で待ち合わせ。
店に着くと、今夜はワイン会のため貸切営業ですとの、張り紙が出されている。
ポール・ボキューズ・グループでは、各店週替わりで定例ワイン会が開かれており、料理とワインの良さで人気を博している。
このナプキンを見ると、”ポール・ボキューズ”に来たとの実感が湧く。
丸の内側に較べ、再開発が遅れているものの、ここのところ急速に開発が進み、次々と新しいビルやホテルが開業している。
日本橋と八重洲がつながり、新しい素敵な街が誕生しつつあるのだ。
私が若いときに料理に興味を持ったきっかけは、ポール・ボキューズの著書、「キュイジーヌ・ド・マルシェ」を読んだこと。
それだけに、彼の料理には何時も憧れてきたのだ。
ちょっと早く着いたので客席は静かなのだが、厨房では料理人たちが準備に忙しく立ち働いている。
料理の説明に続き、ワインの説明。
そして、歓迎のスパークリング・ワイン。
今夜は、桃のジュースと合わせた、スパークリング。
酸味と甘みが、暑さに疲れた身体に染み渡る。
美味いのでお代わりをもらい、食事前にグラスを重ねてしまう。
前菜は、サーモンのリエットと白ワインのジュレ、フレッシュトマトのスープと共に。
低温で調理されたサーモンはふわっと柔らかく、とても美味。
今夜の白ワインは、アルフォンス・メロのサンセール、ラ・ムシエール、2010年。
アルフォンス・メロは、サンセールを代表する造り手の一人。
長い歴史を有す家族経営のワイナリーで、代々アルフォンス・メロを名乗り、現在は18代目と19代目が経営に当たっている。
ぶどうはビオディナミで栽培され、醗酵はステンレスタンクと新樽が半分ずつ。
シュール・リーで7か月から8か月熟成されている。
柑橘系の豊かな香りを持ち、酸とミネラルのバランスが素晴らしい。
彼女はソーヴィニヨン・ブラン、それもサンセールやプイイ・フュメが好きなので、今夜のワインには満足。
さて、続く料理とワインのご紹介は、また明日。