そこで、紹興酒を飲むことにする。
酒庫から取り出した紹興酒は、まさに中国浙江省紹興産。
紹興花彫酒会稽山8年陳。
確かこれは上海での宴会の時にいただいたものだが、箱の右横には中国語の、そして左横には英語の解説が入っている。
2500年の歴史を持ち、21種類のアミノ酸、8種類の糖類、そして豊富なビタミンが含まれているそうだ。
アルコール度数は、16.5%。
宴会用とは、どういう意味なんだろう。
良い、高級品、といった意味ならいいんだけど。
会稽山の絵には、商標登録済のマークが入っている。
包みを開けると、色鮮やかなエチケット。
何と、中国・北京人民大会堂国宴使用酒と書かれている。
米国流にいえば、ホワイトハウス晩餐会で供されるワインといったところか。
意味不明なのは、赤いメダル。
片面にはトレードマークが入っているが、写真に写っている面には自由の女神の絵が描かれ、パナマ国際博覧会80周年、アメリカ合衆国ワシントン、1915-1995と書かれている。
色合いは非常に濃い。
きちんと炭で濾過されており、雑味は全く無い。
とてもリッチで豊かな熟成感を持つ、辛口の素晴らしい紹興酒である。
今夜も楽しい、お家ワイン、いえ紹興酒でした。