今夜は、バンコクに住む友人たちと美味いイタリアンを食べに行くことにした。
選んだ店は、私が大好きな『アントニオズ』。
スクムヴィット通りからソイ31を進んだ先の左側にあるイタリアンの名店である。
前回彼女と来たときは、この部屋のこの窓際の席で食事をしたことを思い出す。
前回もそうだったが、この部屋を担当するサービスマンがワインをアイスバケットに入れると、エチケットがこんなになってしまう。
最初のワインは、ヴェネト州のフォッラドールが造る、プロセッコ・エクストラ・ドライ。
この店の定番で、すっきりとした飲み口の辛口スパークリングである。
フォカッチャもグリッシーニも、そしてフレッシュトマトとオリーブオイルのソースも飛びきりに美味い。
カルパッチョ・ディ・マンゾとサルシッチャの、冷たい前菜と温かい前菜を頼み、皿に取り分けてもらう。
これらはワインに良く合って美味い。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州の、コンテレンツィオ が造るシャルドネ・アルトキルシェ、2010年。
ステンレスタンクで醸造された、ビオ・ワインである。
コルテレンツィオは1960年設立の生産者組合で、今では310の組合員を持ち、畑の面積は300haに及んでいる。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州は北部のドイツ国境に面した州で、冷涼な気候からシャルドネやピノ・ノワール等の素晴らしいワインが生産されている。
その中でもコルテレンツィオは品質が安定して高く、私も各地で良く飲んでいる。
次は赤ワインを抜栓するが、そのご紹介はまた明日。