造り手としてドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトの名が書かれ、ラフィットの名前と五つの矢のロゴも描かれている。
ワインは、ブリス・アンデス・カベルネ・ソーヴィニヨン、コンチャグア・ヴァレー、2010年。
実はこのワイン、ロスチャイルド家がパートナーとなっているヴィーニャ・ロス・バスコスが製造を担当している。
ヴィーニャ・ロス・バスコスの創業は1750年。
その名門ワイナリーにフランス・ロスチャイルド家がパートナーとして参加したのが、1988年。
ブリス・アンデスとは、アンデスの風の意味。
カベルネ・ソーヴィニヨン100%で造られたフル・ボディである。
色合いはとても濃いガーネット。
ブラック・チェリーの香り、円やかなタンニン。
カベルネ100%でこれだけ滑らかなボディを造るとはさすがラフィット。
しかし後に残る還元臭が気になり、それが洗練さを損なっている。
ロス・ヴァスコスのリゼルヴァにはこの後味は無かったので、個体差かもしれない。
ちょっと残念でしたが、今夜も楽しいお家ワインでした。