今夜のお家ワイン、ブリス・アンデス、バロン・ド・ロートシルト、チリ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、珍しくチリのワインを抜栓した。


造り手としてドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトの名が書かれ、ラフィットの名前と五つの矢のロゴも描かれている。


ワインは、ブリス・アンデス・カベルネ・ソーヴィニヨン、コンチャグア・ヴァレー、2010年。


実はこのワイン、ロスチャイルド家がパートナーとなっているヴィーニャ・ロス・バスコスが製造を担当している。


ヴィーニャ・ロス・バスコスの創業は1750年。


その名門ワイナリーにフランス・ロスチャイルド家がパートナーとして参加したのが、1988年。


ブリス・アンデスとは、アンデスの風の意味。

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カベルネ・ソーヴィニヨン100%で造られたフル・ボディである。


色合いはとても濃いガーネット。


ブラック・チェリーの香り、円やかなタンニン。


カベルネ100%でこれだけ滑らかなボディを造るとはさすがラフィット。


しかし後に残る還元臭が気になり、それが洗練さを損なっている。


ロス・ヴァスコスのリゼルヴァにはこの後味は無かったので、個体差かもしれない。


ちょっと残念でしたが、今夜も楽しいお家ワインでした。