昨年の秋から今年の春にかけてワインを購入し過ぎたため、ワインがセラーから溢れてしまった。
フランスのグラン・クリュやイタリアのスーパー・ワイン、そしてカリフォルニアのカルト・ワインと言われるものを中心にセラーに収納し、それ以外は東京の気温が上がる前に飲んでしまうことにした。
今夜選んだワインは、ソノマ・ヴァレーのヴィアンサが造る、ピノ・グリージョ・リゼルヴァ、2010年。
これは一昨年に、彼女とソノマ、ナパを旅した時に購入したワインの内の1本である。
あの時はワイナリーをいっぱい訪問し、沢山のワインを購入した。
ヴィアンサはイタリアからの移住者のワイナリーであり、栽培するぶどうも、栽培方法もイタリア式。
美しい庭園には多くの彫像が設置され、その中にはトスカーナのメディチ家由来の猪の像も置かれている。
実はこのワイナリーは、結婚式場としても人気なのだ。
多くのワインを試飲したが、彼女は好みではないと言ってそっけなく、結局私も記念にこのワイン1本のみを購入した。
ワイナリーのショップには多くの人が訪れ賑わっているが、彼女のストライク・ゾーンには入らなかったようだ。
でも紋章の裏側を見ると、ヴィアンサの名前の他にホーム・ページのアドレスも刻印されていて、やはりアメリカのワイナリーだと実感する。
グレープ・フルーツの香りと、活き活きとした酸を持つ。
まさに上質のピノ・グリージョ。
強めに冷やした状態から、アイスバケットを用いずに徐々に温度を上げて楽しむ。
温度が上がるにつれ、フルーティな果実香が立ち昇る。
ちょっと温度が高くなり過ぎると、還元臭のような異臭が出てきた。
慌てて冷やし、1本を飲み切る。
カリフォルニアで彼女と過ごした1週間を思い出しながら飲んだ、素敵なお家ワインでした。

