海外から友人が来日した。
そこで私も、彼が泊まるホテルに一夜の宿を取ることにする。
ホテル・オークラが経営するホテルである。
ラウンジには、ピアノの生演奏が響いている。
ワインは私が持ち込み、料理は彼がルームサーヴィスで注文することにした。
私が持ち込んだワインの1本目は、シャンパーニュ。
保冷剤を詰め込んだバッグで運搬し、彼がホテルに頼んで用意してあったアイス・バケットに入れて更に冷やす。
クラッシュド・アイスなので、短時間でボトルを冷やすことが出来るのが嬉しい。
今夜のシャンパーニュは、ルイ・セザール・ボーフォールの、キュヴェ・アナリス、プルミエ・クリュ・ブリュット。
日本ではあまり知られていないが、ブージイ村に本拠地を置く名門メゾン。
1級畑のぶどうのみを用いて造られた、素晴らしいキュヴェである。
口に含むと、綺麗な酸味が際立っている。
フルーティなフレッシュ感を持ちながら、後味は重厚。
温度が上がると、さらに黒ぶどうの厚みを感じる。
セパージュはピノ・ノワール50%、シャルドネ50%。
リザーヴ・ワインを25%加えているため、NV。
セラーで24ヶ月以上熟成させ、出荷されている。
シャンパーニュ用に、FLOで、オリーブとドライ・トマト、そして生ハムのサラダ、海老のサラダ、蛸のマリネ、ゴルゴンゾーラのパスタ等、前菜を仕入れてきた。
どれもシャンパーニュに良く合って美味い。
馬の絵である。
コレクションに加えることにする。
プルミエ・クリュなので、一番星なのか。
さて、続くワインの紹介は、また明日。