今夜のお家ワイン、グレッグ・ノーマン・シラーズ、オーストラリア | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

良い桜肉が手に入った。


合わせて何を飲もうかと、セラーのワインをチェック。


そうだ、久し振りにグレッグ・ノーマンを飲むことにしよう。


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今では正規輸入代理店のメルシャンが取り扱いを止めてしまったが、その前に色々なヴィンテージを10本ほど購入しておいた。


でも探してみると既に大部分を飲んでしまったようで、もう3本くらいしか残っていなかった。


2006年ヴィンテージからエチケットが変わってしまったので、今ではこのデザインは貴重。


グレッグ・ノーマンのトレードマークのシャークの絵と、彼のサインが入っている。


グレッグ・ノーマン・エステート、ライムストーン・コースト・シラーズ、2002年。


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10年余りの年月を経ているが、シャークのサインが入ったコルクはとても状態が良い。


数年前に直接メルシャンから購入し、以後一度も動かすこと無く私のセラーで寝ていたので、こんな良い状態を保つことができたのだろう。


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色合いはとても濃い赤紫。


まさにオーストラリアの大地の恵みを詰め込んだシラーズなのだ。


10年余りの熟成を経て、タンニンは円やかに、そして果実味はより深く落ち着いている。


余韻は若い時よりは弱くなっている。


ボルドーやブルゴーニュの一部のワインを除けば、10年以内に飲むようにしているが、このシラーズも頂点を少し過ぎ始めたようだ。


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桜肉は冷凍が少し弛んだところで切るのがコツ。


今夜も楽しい、お家ワインでした。