今夜は彼女と久し振りに、汐留シティーセンターの最上階、42階にある『ジ・オレゴン・バー&グリル』に行くことにした。
店のエントランスの右側には、オレゴン州知事室を再現した部屋がある。
何時ものテーブルで、彼女の到着を待つ。
エントランスからこの長い距離を、私に向かって歩いてくる彼女を眺めるのが好きだ。
私達の指定席からは、右手にスカイツリーが見える。
その右奥には、愛宕山ヒルズや、六本木ヒルズが見える。
最初のワインは、ワシントン州のシャルドネ。
ダック・ポンド・セラーズが造る、シャルドネ、ウォルーク・スロープ、コロンビア・ヴァレー、2008年。
ダック・ポンド・セラーズは、1993年創立の家族経営のワイナリー。
オレゴン州最大の造り手で、ウィラメット・ヴァレー、アンプカ・ヴァレーの広大な畑に加え、ワシントン州のコロンビア・ヴァレーにも畑を保有している。
注いだだけでふわっと芳香が香り立つ。
口に含むと、しっかりとした果実味と熟成感。
これは素晴らしいシャルドネである。
アルコール度数は、14.5%とちょっと高め。
セパージュは、シャルドネ97%、セミヨン2%、ソーヴィニヨン・ブラン1%。
『オレゴン』が開店した時には、このパンは二周りは大きかった。
でも、日本人の胃はこのパンだけでいっぱいになってしまうことから、今ではぐっと小さくなっている。
鮪とアボカドのタルタル、鮪の炙り焼きとホワイト・アスパラガス、そしてカダイフ巻き揚げ。
私が取り分けた方が綺麗に盛ることができるのだ。
そして「貴方が取り分けると、本当に綺麗」とお褒めの言葉をもらうのが好きだ。
これが想像以上の大きさ。
この盛り付けも、彼女のお褒めをいただいた。
汐留の『ジ・オレゴン・バー&グリル』で彼女と過ごす、素敵な夜の続きはまた明日。