羽田空港を発着する国際便が増えて便利になった。
でも、深夜便が多いのが問題。
今までは深夜便は避けていたが、忙しい時にはなかなか便利な事に気が付いた。
と言う訳で、今夜はあと一時間で日付が変わろうというときに、ANAスイートラウンジに居る事になった。
シャンパーニュは、定番のフィリポナのシャンパーニュ・ドゥ・サン・マルソー。
ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネを1/3ずつブレンドした、バランスの良いシャンパーニュである。
そのせいもあって、フィリポナは贔屓のシャンパン・メゾンなのだ。
このシャンパーニュを飲むグラスには、フィルポナが誇る単一畑のグラン・クリュ、クロ・デ・ゴワセの名が入っている。
こんな時間に食べてはいけないと思うのだが、ワインが美味いと食べ物にも手が出てしまう。
特に、干し無花果は好物。
白ワインは、カリフォルニア、ナパ・ヴァレーのフランシスカンが造る、シャルドネ、ナパ・ヴァレー、2010年。
スイート・ラウンジには、フランスのサンセール、イタリアのプーリアの白ワインも置かれているが、フランシスカンのシャルドネが一番好きだ。
黄金色をしているが、カリフォルニアのシャルドネにありがちな過度の豊穣感は無く、抑え気味の果実味に強い熟成感が気持ち良い。
まるでブルゴーニュのようだと言うと、カリフォルニアに失礼かもしれないが、ブルゴーニュの有名ワイナリーに負けない素晴らしい仕上がりである。
ハンバーグや魚のソテーなど色々な料理があり、頼めばそばや丼物も作ってくれる。
食べ過ぎにならないように、根菜中心の温野菜と、焼きそばを少し食べる。
これがなかなか美味い。
フランス、ブルゴーニュの名門、ブシャールが造る、ボーヌ・デュ・シャトー、プルミエ・クリュ、2009年。
飲み過ぎとは思いながら、ついつい手が出てしまう。
今夜は機内で飲まずに寝れば良いのだ、と自分に言い訳をする。
それほど強くはないが、バランスの良い、クリアで綺麗なミディアム・ボディ。
こんなワインを飲んでいると、食事がどんどん進んでしまう。
〆は、ケーキ二種。
搭乗前に、お腹もアルコールもすっかり出来上がってしまった、羽田空港の夜でした。