羽田空港国際線ターミナル、ANAスイート・ラウンジの夜 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

羽田空港を発着する国際便が増えて便利になった。


でも、深夜便が多いのが問題。



ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921120000.jpg
今までは深夜便は避けていたが、忙しい時にはなかなか便利な事に気が付いた。


と言う訳で、今夜はあと一時間で日付が変わろうというときに、ANAスイートラウンジに居る事になった。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921130000.jpg
まずは、朝シャンではなく、夜シャンを楽しむことに。


シャンパーニュは、定番のフィリポナのシャンパーニュ・ドゥ・サン・マルソー。


ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネを1/3ずつブレンドした、バランスの良いシャンパーニュである。










ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921150000.jpg
フィリポナの6代目当主とは、一緒に食事をしたことがある。


そのせいもあって、フィリポナは贔屓のシャンパン・メゾンなのだ。


このシャンパーニュを飲むグラスには、フィルポナが誇る単一畑のグラン・クリュ、クロ・デ・ゴワセの名が入っている。








ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921510000.jpg
夜遅いと、お腹が空いて来てしまう。


こんな時間に食べてはいけないと思うのだが、ワインが美味いと食べ物にも手が出てしまう。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921570000.jpg
シャンパーニュのお供は、サラダとドライフルーツ。


特に、干し無花果は好物。



ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921540000.jpg
白ワインは、カリフォルニア、ナパ・ヴァレーのフランシスカンが造る、シャルドネ、ナパ・ヴァレー、2010年。


スイート・ラウンジには、フランスのサンセール、イタリアのプーリアの白ワインも置かれているが、フランシスカンのシャルドネが一番好きだ。








ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011922140000.jpg
黄金色をしているが、カリフォルニアのシャルドネにありがちな過度の豊穣感は無く、抑え気味の果実味に強い熟成感が気持ち良い。


まるでブルゴーニュのようだと言うと、カリフォルニアに失礼かもしれないが、ブルゴーニュの有名ワイナリーに負けない素晴らしい仕上がりである。







ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921540001.jpg
コールド・アペタイザーのあとは、温かい料理を食べたくなる。


ハンバーグや魚のソテーなど色々な料理があり、頼めばそばや丼物も作ってくれる。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011922180000.jpg
食べ過ぎにならないように、根菜中心の温野菜と、焼きそばを少し食べる。


これがなかなか美味い。


ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921520000.jpg
温かい料理を食べると、赤を飲みたくなった。


フランス、ブルゴーニュの名門、ブシャールが造る、ボーヌ・デュ・シャトー、プルミエ・クリュ、2009年。


飲み過ぎとは思いながら、ついつい手が出てしまう。


今夜は機内で飲まずに寝れば良いのだ、と自分に言い訳をする。






ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011921580000.jpg
それほど強くはないが、バランスの良い、クリアで綺麗なミディアム・ボディ。


こんなワインを飲んでいると、食事がどんどん進んでしまう。













ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011923160000.jpg
日付も変わりそうだ。


〆は、ケーキ二種。




ワインは素敵な恋の道しるべ-2013011923160001.jpg
そしてカプチーノ。


搭乗前に、お腹もアルコールもすっかり出来上がってしまった、羽田空港の夜でした。