『帝国ホテル』の鉄板焼きのお店、『嘉門』で友人達と過ごす、楽しい夜の続き。
三本目は、イタリア、カンパーニャ州の赤を選んだ。
カンティネ・ロナルドが造る、タウラジ、2000年。
カンティネ・ロナルドは、家族経営の小さなカンティーナで、所有する畑はわずか5ha。
生産量は少ないが、非常に高品質のタウラジの生産で有名。
2000年のヴィンテージということで少し心配したが、12年の時を経て、良質のヴィンテージ・ワインの風格を備えている。
タンニンは優しくまろやか。
しかし重厚な果実香は健在。
時を経たワインのみが持つ、品格を感じる。
ぶどうはアリアニコ。
メイン料理との組み合わせが、一挙に楽しくなる。
焼き加減はもちろんレアー。
牛は、大根おろしとワサビを合わせて食べる。
『嘉門』では、本当にゆっくりと夜を楽しむことができる。
友人達と『帝国ホテル』で過ごす、美味しい夜でした。