ハイアット・リージェンシー・アット・ジ・アーケード、クリーヴランド | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

アクロンから夜遅くクリーヴランドに戻る。


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ホテルに戻る途中、クリーヴランド・インディアンスの本拠地、プログレッシブ・フィールドの横を通った。


インディアンスと言えば、映画「メジャーリーグ」で有名な球団である。


以前ここで試合を見たことがあるが、VIPルームも1階席も試合を肌で感じることが出来る、良い構造となっていたことを思い出す。


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クリーヴランドでは、面白いホテルに宿泊した。


その名は、『ハイアット・リージェンシー・アット・ジ・アーケード』。


長い名前で、アーケードとは何を指しているのだろう。


え、これがハイアット?


何とも古臭い作りで、ドアは木製。






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ドアの横のガラス窓に、『ジ・アーケード』と書かれている。


その下には、1890年からのクリーヴランド・クラシックと書かれている。


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二重になったドアの間の部屋に、ビルの歴史を記した銘版があった。


1890年に建造された、歴史的ランドマーク建造物であると書かれている。


5階建のギャラリーと10階建てのタワーで構成され、ロマネスク・リヴァイバル様式で作られているそうだ。


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中に入って、驚いた。


まさにアーケードになっており、回りをを5階建のギャラリーが取り囲んでいる。


ネオ・ロマネスクの建物はどこを見ても美しく、灯りが燦然と輝く。











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チェックイン後、部屋に行くためにアーケードを歩き、反対側まで来た。


左右対称なので、反対側から見ても、ほとんど同じ景色。


一つだけ違っているのは、地階に降りる階段が真っ直ぐ伸びているか、左右に折れているかだ。


何時までも眺めていたくなる光景である。





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タワーに上るエレベーターは、入り口近くのチェックンカウンターの横にもあるが、私の部屋はアーケードの反対側にあるエレベーターを使う。


部屋への案内係りはきちんと背広を着ていて、ビルが建造された時からここに居るのではないかと思うほどの老人。


タワーの最上階にある部屋に、案内してもらう。


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朝早くまだ暗いうちにホテルを出た。


もう一度ギャラリーを見て歩く。


どの店の窓も、美しく飾られている。


今までは空港に近いホテルに泊まっていたが、次回からはここに泊まることにしよう。


クリーヴランドの、おとぎ話のようなホテルでの一夜でした。