九日ほど前のこと、ニューヨークのJFK国際空港に降り立った。
ハリケーン、”サンディ”の爪痕がまだ残り、マンハッタンへの電車も止まったまま。
タクシーで行こうにも、ガソリン不足と激しい渋滞で向かう車が無い。
サンパウロ行きの便の乗り継ぎには、11時間もある。
居る場所が無いので、空港近くのヒルトン・ホテルに行き、昼食を食べて休むことにした。
ホテルのバーにテーブルを取ると、早速サミュエル・アダムス・ブラック・ラガーで乾杯。
人気の高い、ボストンの地ビールであり、私も大好きなブランドである。
オニオン・リング。
ここの味付けは変わっていて、酢を使っている。
イギリスの歴史あるビールで、上面発酵で造られるエールは、私のお気に入りでもある。
このコクと苦みがとても美味いのだ。
聞くところによると、日本には既に明治時代から輸入されていたそうだ。
レアで焼いてもらう。
さて、サンパウロへの乗継便はJFKではなく、ニュージャージー州のニューアーク空港から飛び立つ。
ガソリン不足でハイヤー出来る車が少なく、しかも大渋滞。
早めに向かい、3時間前に到着。
ところが、出発が22時から2時間遅れるとのこと。
乗客は、日付が替わった出発ゲートでお疲れモード。
サンパウロは遠いと実感した一日でした。