『ウエスティン・グランデ・スクンヴィット』の部屋にいると、呼び鈴がピンポン、ピンポンと鳴った。
こんな時間に何かと訝しく思いながらドアを開けると、ホテルのマネジャーが「コングラチュレーション」と言って、ケーキを差し出す。
ケーキの上には、「ハッピー・バースデイ」と書かれたチョコレートのボードが載っている。
そうだ、今日は私の誕生日だった。
忙しさにかまけ、自分の誕生日を忘れていた。
ホテルの嬉しいサプライズ。
急いで携帯を手に取ると、彼女からも「おめでとう」メールが。
バンコクのホテルで迎える寂しい誕生日が、急に温かい誕生日に変わりました。
でも、結構大きいこのケーキ、一人で無理やり食べたので、ちょっと太ってしまったバンコクでした・・・。