上野公園の『ル・クワトロ・スタジオーネ』での、”英語でワイン”の会の続き。
三本目のワインは、フランスの白。
ラングドック・ルーションのドメーヌ・ド・マジャスが造る、ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラーヌ、スリー・ツリーズ・ブラン。
凄腕醸造家トム・ルッブ氏が造る、マタッサのカジュアルラインのワインである。
エチケットは、マタッサと同じく「森」の字のシンボル・マーク。
南仏とは思えないしっかりとした酸を持ち、豊かな果実味とのバランスが良い。
ぶどうは、ロール(ベルメンチーノ)50%、マカブー50%。
軽く炙ったフランスパンを、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルをつけて食べるとすこぶる美味。
このオリーブオイルは美味い。
ローヌに本拠地を置く、ドメーヌ・ペランが立ち上げたラ・ヴィエイユ・フェルム・ロゼ、2011年。
AOCコート・デュ・ヴァントゥーである。
24時間スキン・コンタクトさせた、少し濃いめのチャーミング・ピンク。
ぶどうは、サンソー50%、グルナッシュ40%、シラー10%。
なるほど、辛口のロゼに良く合う。
コート・デュ・ローヌ・リゼルヴ、2010年。
有名なビオロジック・ワインである。
タンクと大樽で熟成させた、豊かな味わいのフルボディ。
ぶどうは、グルナッシュとシラー。
これが赤ワインに合って美味いのだ。
三本目のワインの時にご紹介した、マタッサのワインである。
ルーション地区でドメーヌ・マタッサが造る、レスターニャ、2008年。
コート・デュ・ルーションのアペラシオンを用いず、ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタランのアペラシオンを使用している。
マタッサとはカタロニア語で、”うっそうとした森の下草”の意味。
エチケットのロゴは、漢字の”森”をデザインしたものである。
ぶどうは、カリニャン80%、ムールヴェードル20%。
そしてこれが、飛び切りに美味いスティング・イル・パラジオ、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル。
このオリーブオイルも、ビオロジックで造られている。
何時来ても楽しい、サリーが主催する、”英語でワイン”の会でした。