『グランド・ハイアット』から坂を少し歩いて下ると、韓国料理の名店、『湖南亭』に至る。
道の両側には、イタリアン、フレンチの店が並ぶ。
ソウルも変わったものだ。
暑い外から店に入り、エアコンの効いた個室に入ると、早速ビールを注文する。
今夜は、モルト・ビアーの、マックスを選ぶ。
苦みが効きながら、スムースな喉越し。
その美味さと冷たさが五臓六腑に浸み渡る。
ソウルも、今年はとても暑いのだ。
そして、水キムチ。
この食べ方は、身体に良いのだ。
韓国の定食料理は、野菜料理が続き、肉料理が最後になるのが良いところだ。
アザミに似た植物の宿根で作ったキムチなのだ。
これも野菜料理である。
蒸し豚と、ホンオ。
ホンオは、全羅南道の名物料理で、エイをアンモニア発酵させた強烈な臭いの食べ物である。
ここのチャプチェは味付けが上品で美味い。
タラのスープだ。
メウンタン(辛いスープ)でないのが嬉しい。
それにしても、幾つ料理が出されるのだろうか。
もうお腹はいぱいになってきた。
この驚くべき続きは、また明日。