シカゴに住む友人が、お気に入りのお店、『ロウリーズ』を予約しておいてくれた。
人気店なので、予約無しではとても席を得ることはできない。
一歩店に入ると、1900年代始めの世界に迷い込んだような気持ちに。
着飾った紳士淑女が優雅に階段を下りてきそうな感じがする。
予約しておいたが、それでもウエィティング・ルームでしばし順番を待つ。
私達の前には既に数組の客が迎えを待っている。
今夜の部屋は、この階段の左奥。
席はまだ半分しか埋まっていなかったが、あっという間に満席となった。
ピエール・デリーゼ、ブラン・ド・ブラン。
シャルドネ100%の爽やかな切れ味。
マグニフィセント・マイルの散策と買い物で疲れた身体に、精気が蘇る。
こんな大きなものが出てくるとは思っていなかった。
とてもシュリンプと呼べない大きさ。
プリプリの身が美味しいが、お腹がいっぱいになってしまう。
今夜のワインは、ウィリアム・ヒル・エステート・ワイナリーの、メルロー、ナパ・ヴァレー、2008年。
ウィリアム・ヒルは、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンが日本にも入っているが、メルローは見たことが無い。
ウィリアム・ヒルは1978年の創立、上質のワイン造りで定評がある。
豊かな果実味、円やかなタンニン、まさにナパのメルローである。
セパージュは、メルロー90%、プティ・シラー4%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%、カベルネ・フラン2%。
スピニング・ボウル・サラダ。
テーブル担当の女性が、冷やしたサラダ・ボウルでサラダを手際よく作ってくれる。
写真からも、手の早さがわかる。
ドレッシングもとても美味しく、お店で売られている。
カットの大きさは、ザ・カリフォルニア・カット、ジ・イングリッシュ・カット、ザ・ロウリー・カット、ザ・ダイアモンド・ジム・ブラディ・カット、ザ・ビーフ・ボウル・カットとあり、これは真ん中のザ・ロウリー・カット。
フレッシュ・ホースラディッシュと、クリーム・ホースラデッシュを合わせて食べる。
でも、お腹はもう一杯で、デザートの入りこむ隙が無いほど。
友人と過ごす、シカゴの楽しい夜でした。