今夜のワイン、フォゴ・デ・ショーン、ヒューストン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、ホテルから車を30分飛ばして、シュラスコのお店、『フォゴ・デ・ショーン』に友人たちと繰り出した。

 

ブラジル人の友人が、ここのシュラスコは本当に美味しいと言うので、行くことにしたのだ。


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入口には、肉の焼き方を示す展示があり、思わず見入ってしまう。

 

これだけで、お腹が空いてきてしまった。


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店内はとても広く、真ん中には大きなサラダバーがあり、色とりどりの前菜や野菜が並んでいる。

 

これはかなり豪華。


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まずはブラジルのビール、シングで喉を潤す。

 

なにしろ外は35℃のカンカン照り。

 

やはり冷えたビールが美味い。

 

しかもこれは、私が大好きなスタウト・ビア。

 

美味くないはずがない。





 


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チーズパンが美味いのだが、あまり食べてしまうとシュラスコがお腹に入らなくなってしまう。

 


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サラダバーから取ってくる前菜も、量は控えめにし、野菜中心とする。

 

アーティチョークやアスパラガスやオリーブがとても旨い。


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ブラジルの揚げ物料理や、マッシュドポテトが次々と出されるが、これらを食べていたら肉を食べられなくなってしまうので、我慢。


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卓上のタグを赤から緑に裏返すと、早速肉の嵐に襲われる。

 

第一弾は、サーロイン、リブアイ、フィレミニヨン、ラムチョップ。


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ここで赤ワインを急いで抜栓してもらう。

 

カリフォルニアのセコイア・グローヴ、ナパ・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニヨン、2008年。

 

日本ではあまり見かけないが、1世紀の歴史を持つワイナリーで、隠れた名品なのだそうだ。

 

エチケットの絵は、1860年代に建造された田舎風の納屋の頭上にそびえるレッドウッド(セコイア)の絵で、これがワイナリーの名前にも使われている。


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グラスに注ぐと、色合いはほんの少し紫ががった深紅。

 

ふくよかな甘みを含む果実香。

 

最初は強いタンニンが前面に出ていたが、空気に触れさせるにつれ、チョコレートのようなまろやかな味わいに変化。

 

驚くほどの上質のカベルネ・ソーヴィニヨンであることがわかった。

 

ジューシーな肉との相性も抜群に良く、楽しい食卓を一層盛り上げてくれる。


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肉の第二弾。

 

トップ・サーロインと、ボトム・サーロインに、ガーリック・ビーフを切り取ってもらう。


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肉に合わせ、焼きバナナを食べるとなかなかイケる。



 


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店の奥には、ワインの棚がインテリアに使われている。

 

シュラスコは、南ブラジルのガウチョ(カウボーイ)料理。

 

ここでは伝統を重んじ、今も肉を焚き火にかざして調理しているのだそうだ。


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この棚を良く見ると、オーパス・ワンを始め、アメリカの名だたるワインが揃っている。

 

この棚を見て歩くのもとても楽しい。











 


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気が付くと、店内はもう満席。

 

これは人気店に来たようだ。


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食べ過ぎたので、デザートは消化に良いというマンゴーのバニラアイスのクリームを注文する。

 

これもなかなか美味い。


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〆はもちろんブラジル・コーヒー。

 

直接煮出しているので,とても濃い。

 

でも、ここでは粉がカップの底に溜まっていないので、安心して飲むことができる。

 

ヒューストンのシュラスコ料理店、『フォゴ・デ・ショーン』で、ブラジルの友人たちと過ごす楽しい夜でした。