今夜のワイン、トラットリア・ミア・ベッラ、ヒューストン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜の食事は、イタリアン、『トラットリア・ミア・ベッラ』。


コンベンション・センター近くの再開発ビルに入っている素敵なお店。


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早い時間から店内は満席。


着飾った人たちの集まりが目立つ。


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ようやく席に着くと、乾いた喉を地ビールで潤す。


テキサス州で造られているボックだそうだ。


ボックと言えば、特別な時に飲まれるドイツの古典的な高級ビール。


下面発酵で造られ、麦芽風味が強く、ホップの苦みも強い。


アルコール度数は約7%と高い。


テキサスでボックに出会えるとは驚きである。



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パンもテキサスにしては品が良い。


どうやら『ミア・ベッラ』はヒューストンでは洒落たお店のようだ。


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パンに付けるオリーブオイルにも、ハーブや赤トウガラシが漬け込まれていて美味い。




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前菜5種の盛り合わせを頼んだ。


写真ではわかりにくいが、大きな皿にドカーンと盛られた料理は、ヴォリュームたっぷり。


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ここで赤ワインを抜栓する。


今夜は珍しいワインを選んだ。


ノース・カロライナ州、アッシュビルにある、ビルトモアのカベルネ・ソーヴィニヨン、2008年。


ビルトモアは、8,000エーカーの敷地を持つ、素敵なシャトー。


ワイナリーも持ち、白では、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ、シュナン・ブラン、リースリング、マルヴァーシアを生産。


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赤では、ピノ・ノワール、サンジョヴェーゼ、メルロー、シラー、ジンファンデル、マルベック、カベルネ・フラン、そして今夜飲むカベルネ・ソーヴィニヨンと、実に多くの品種のヴァラエタル・ワインを生産している。


更に、スパークリング・ワインも数種類造っていると言うから驚きだ。


このカベルネも、リゼルヴではなく普通のラインナップだったが、充分に熟成感とタンニンを持つ、良い出来だった。


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前菜のあとは、サラダ。


アメリカのホテルでは朝食にサラダが出ないので、昼や夜に食べておきたいのだ。


アスパラ・ソヴァージュは柔らかく、煮詰めたバルサミコ・ソースも美味い。


さて、楽しいヒューストンの夜の続きはまた明日。