『ニルヴァーナ・ニューヨーク』は、名前の通りニューヨーク発祥のインド料理店。
アメリカ・ワインの品揃えが、とても充実しているのだ。
続いて頼んだワインは、オレゴン州のミスティック・ワインズ、ジンファンデル、2005年。
ミスティック・ワインズは、家族経営の小さなワイナリー。
オレゴン州という北部に位置するが、シラーやジンファンデルという南のぶどうも栽培している。
今までこのワインは、汐留にある『ジ・オレゴン・バー&グリル』でしか飲むことが出来なかったが、ここでも扱い始めたことを知り、嬉しくなる。
とても洗練された綺麗なジンファンデル。
さすがオレゴンのミスティック。
タンドーリで焼いた、大海老、チキン、ケバブ。
しっかりとした質感があり、ジューシーで美味い。
南インドのゴア名物の最も辛い赤唐辛子のカレー。
海老とメカジキをトマトとココナッツミルクで煮込んだカレー。
オクラとトマトのスパイス香味炒めドライカレー。
トマトとバターと生クリーム出仕上げた、リッチなチキンカレー。
カレーのお供は、ナチュラルチーズを詰め込んだ、チーズナーン。
そして、ピスタチオとアーモンド、レーズンを詰めたカプリナーン。
四本目のワインは、ダックホーン・ヴィンヤーズのカベルネ・ソーヴィニヨン、ナパ・ヴァレー、2009年。
ダックホーンは、素晴らしいメルローのワイン造りで有名なワイナリー。
ワイン愛好家のオバマ大統領が愛するワインとしても知られており、大統領就任式の公式昼食会ではダックホーンのソーヴィニヨン・ブラン、2007年と、ゴールデンアイ・ピノ・ノワール、2005年が使われている。
ダックホーンのカベルネも、洗練されたクリアで強いボディを持つ。
充分な熟成感を持ち、樽香も気持ち良い。
カレーに合わせて飲んでも、負けることが無い素晴らしいワインである。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン92%に、メルロー6%とカベルネ・フラン2%がブレンドされている。
フレンチオークの樽で12ヶ月熟成。
新樽比率は5%に抑え、二年目樽を95%使用している。
これがアイスクリーム。
とてもインド料理レストランとは思えない、お洒落なデザート。
実はこのお店のインテリアも、ミッソーニなのだ。
いっぱいになったお腹を、カモミールで癒す。
何時来ても楽しい、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』です。
素敵なレディのような造形。
遠くからでも目を惹く。
造形を探して館内を歩いていて、気が付いた。
私以外に人がほとんど居ないのだ。
時計を見ると、いくらミッドタウンと言っても、夜遅くなると人気(ひとく)が無くなってしまうことを知った。
出口にある白糸の滝(彼女と私が勝手にそう呼んでいる)も、何時もとは違う飾り付け。
ミッドタウン、5年間、お世話になりありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。