今夜は友人達と、日本橋にある老舗鮨屋、『蛇の市本店』を訪れた。
ここは日本橋で100年以上の歴史を誇るお店。
店名も、志賀直哉が命名したもの。
そしてアメブロの”蛇の市 若女将 Yuki”さんのお店でもあるのだ。
まずは、エビスの生で乾杯。
純米吟醸鍋島雄町、三十六萬石。
岡山県の最高の雄町、赤磐雄町を50%まで磨き込んだ純米吟醸酒である。
とにかく繊細で美味い。
続いて、純米吟醸生酒、五百万石を飲む。
生なので、微発泡。
五百万石を50%まで磨き込んだこの酒も絶品。
美味し過ぎて、写真撮影を失念。
友人が飲みたかったのは、山形県の亀の井酒造が造る、くどき上手。
でも、人気の酒は、既に売り切れ。
残念がる友人のために、若女将に頼んで空き瓶を持ってきてもらい、美人画に再会を誓う。
これは定番の、くどき上手辛口純米吟醸。
雄町を50%まで磨き込んで醸したもの。
山形県産出羽の里を48%まで磨いた酒である。
もちろんこれも、ソールド・アウト。
酒が喜ぶ醤油だれ。
若女将が薦めてくれたのは、岐阜県中津川市の三千櫻酒造の、三千櫻純米袋吊り五百万石。
自社の田で酒造米を栽培し、自社の山林から湧き出る水で酒を醸す小さな蔵。
これは美味い。
初めての蔵との出会いに感謝。
煮切りをさっと刷いた握りは、そのまま口に放り込んでも美味い。
ガリには、甘みが一切付けられてない。
友人達と日本橋の老舗鮨屋で過ごす、楽しい夜でした。