ゴルフの後も、まだまだ時間がある。
バンコクに飛ぶ便は、深夜、日付が変わってからの出発なのだ。
そこで、コルカタにも和食の店があると聞いて、友人達と出かけることにした。
店の名前は、『ウォール』。
壁と言う不思議な名のお店。
白の壁と、木質系の床と調度品。
なかなか品の良いインテリアだ。
あれ、出されたビールはフォスター。
フォスターと言えば、オーストラリアの大手ビール・メーカー。
ところが店の主人によれば、これはフォスターがインドで造っているビールなのだそうだ。
お店の流儀に従い、ライムと氷を入れて楽しむ。
オクラはこちらでも一般的に売られている食材。
一週間こちらに居ると、日本ではあまり和食を食べない私も、こんな食事が嬉しくなる。
ここでインド・ワイン、アリア・カベルネ・ソーヴィニヨン2007年に切り替え。
このワインはショップでも良く見掛けるが、まだ飲んだことが無い。
裏のラベルを見ると、ナシクにあるマーキュリー・ワイナリーが生産者とのこと。
ナシクはムンバイの北東180Kmにあるインド・ワインの聖地。
インド・ワインの約80%がナシクで生産されていると言われている。
味は悪くは無いが、嫌味な醸造香がかすかに残っており、どうも好きにはなれなかった。
焦げた醤油の香りが食欲を誘う。
この盛り付け、なかなか斬新・・・。
インドは酒類の関税が高いので、一流ホテルを除けば、レストランで飲むことができる輸入ワインは格安ワインに限られる。
これも、センシが造るコスパ・ワイン、コレツィオーネ、ネロ・ダーヴォラ、2009年。
センシはトスカーナの生産者だと思うが、このワインはシチリアのぶどう、ネロ・ダーヴォラで造られている。
IGTではあるが、気軽に飲めるデイリー・ワインである。
あれ、この麺と味は確か、インスタント焼きそば・・・。
でも、懐かしく、美味い。
というより、焼き飯と言った方が良いのだろう。
胃が喜ぶ味である。
料理長は30数年間日本企業でコックとして働いた経験を持ち、日本語も堪能。
コルカタに日本料理店があるとは初めて知った。
滞在が長くなる時には、ありがたい存在である。