ここのところ忙しく、クリスマス・イヴの予定を立てられないでいた。
直前になって慌ててレストランに予約を入れたが、どこも満席。
席が空いていても、二部入れ替え制でゆっくりできない。
そこでホテルの部屋を取り、ワインを持ちこんでゆっくり飲むことにした。
六本木の『ANAインターコンチネンタル東京』のロビーには、こんなに大きなクリスマス・ツリーが輝いている。
素敵なレストランも良いが、時間も人目も気にせずに過ごせる、こんなクリスマス・イヴも良いものだ。
さっそくワイン・クーラーとシャンパーニュ・グラス、赤ワイン・グラスを届けてもらう。
シャンパーニュにはピンクのリボン、赤ワインには真っ赤なリボン。
彼女のためにワインをセラーから選び、自分でリボンを巻いたのだが、どう見ても結び方が綺麗ではない。
ベリー・ブロス&ラッドの、シャンパーニュ・グラン・クリュ・ブリュット・ミレジメ、2002年。
エクストラ・ブリュットが流行るなかで、二人が好きな伝統的な深い味わいのシャンパーニュ。
料理をルーム・サーヴィスで頼んだが、さすがに今夜は注文が混んでいるようで、時間が掛かるとのこと。
これはなかなか美味いし、量もたっぷり。
最近は野菜中心の食事を心がけている。
特別な夜のために購入しておいたワイン。
テヌータ・イル・コルノが造る、ミッナ・モーロ、2008年。
テヌータ・イル・コルノのオーナー夫妻が結婚する際に、お祝いとして造った、”恋する”と言う名のワイン。
この素敵なエチケットの絵は、夫婦の友人でもある有名な画家、ジュリアーノ・ゲッリ氏の作品。
ラベルの左側が妻マリアを表したもの。
彼女の創造力や陽気さを象徴する虹と、星座の魚座のシンボル。
そして右側が夫ゲオルグ。
彼のエネルギッシュさを象徴する水と、星座のさそり座のシンボル。
中央の家は、二人のルーツが繋がっていることを示している。
そして一番上は、二人の愛の象徴なのだ。
まさに、大切な人と幸せな時間を分かち合いながら飲むために造られたワインなのだ。
しっかりとしたタンニンと熟成感を持つ、素晴らしい出来栄えなのだ。
ぶどうは、サンジョヴェーゼ50%、コロリーノ50%。
フレンチ・バリックで12ヶ月熟成させた後、瓶内熟成12ヶ月を経て出荷されているのだ。
赤ワインを美味しそうに飲む彼女に、そっとプレゼントを渡す。
彼女の顔が、酔いのためか、プレゼントのせいか、ぽっと赤く染まっている。
何故か彼女が食べたいと言い出したのだ。
ルーム・サービスなので、限られた種類から選ばなければならないのだ。
それでも、二人だけの世界に居ることができるのは楽しい。
私は、クラブ・サンドイッチを注文し、ポテトにトマト・ケチャップをたっぷり付けて食べる。
ところが、これが素晴らしく美味。
この写真はチェックインの時に撮影したもの。
こんなクリスマス・イヴも良いものだ。
彼女と過ごす、楽しい夜でした。









