明日は、海外に飛び立たなければならない。
そこで今日は、彼女と銀座でお買い物。
彼女はまだまだ色々見たい様子だったが、私はもうお腹は空くし、足は疲れたし、早くどこかで何かを食べようと彼女を誘う。
遠くに行く力は残っていないので、近くのマロニエ・ゲートに入り、行きつけの店、『シンガポール・シーフード・リパブリック銀座』に行く。
事前に電話を掛け、窓際の席を頼んでおいた。
左が交通会館、その右手に横長く見えるのが東京国際フォーラム、その上に見えるのが丸の内パークビル、右手奥に建設中なのが日本郵政ビル。
お店の方と相談し、選んだワインはニュージーランドのドッグ・ポイント・ヴィンヤードの、ソーヴィニヨン・ブラン、2009年。
これは、クラウディ・ベイを支えていたぶどう畑、ドッグ・ポイントと、その栽培家イヴァン・サザーランド氏、そして醸造家のジェームス・ハーリー氏がクラウディ・ベイを辞め、2002年に設立したワイナリー。
つまり、クラウディ・ベイの心臓部が抜けて、そのまま出来あがったのがこのドッグ・ポイントなのだ。
口に含むと、豊穣な果実味に驚く。
ぶどうのふくよかな果実香、深い醸造感、これはまさしく最盛期のクラウディ・ベイを凌ぐ素晴らしいソーヴィニヨン・ブランである。
設立後間もないのにかかわらず、ニュージーランドNo.1のソーヴィニヨン・ブランの評価を得ている理由がわかった気がする。
ピリ辛のピーナッツソースが美味い。
殻付きの大きな海老を、バターとココナッツで炒めた料理。
これは私の大好物。
これはなかなか美味。
店に入る時に、今日の一番大きなマッド・クラブを選んでおいた。
それを、一番好きな調理法、チリ・クラブで調理してもらったのだ。
チリソースを掬って食べると、美味いのだ。
彼女はボボチャチャ。
サツマイモケーキとココナッツアイスのハーモニー。
ちょっとお腹にこたえるが、ガレットでバナナアイスを包んで食べるととっても美味。
やはり彼女と過ごす休日は楽しい。
ちょっと嬉しい銀座の午後でした。