まだ開始三時間前だと言うのに、会場には見物客がどんどん集まってくる。
私も、アウトドア用の椅子を倉庫から引っ張り出し、ベランダにセットする。
先に赤ワインで食事を済ませると、シャンパーニュを持ってベランダに移動。
今夜のシャンパーニュは、バロン・アルベールのブリュット・キュヴェ・パーティキュリエ。
1947年にバロン・アルベールによって設立された、家族経営のメゾン。
このワインは、松島商店で購入したのも。
松島商店は、博多のワイン・レストラン、『ル・フラマン・ローズ』のオーナー、牛島さんが運営するインターネット・ワイン・ショップ。
素敵なフレンチ・ワインをゲットできる、良心的なお店なのだ。
細かな泡立ち。
きりりと冷やして飲むと、素晴らしい辛口。
少し温度が上がってくると、ふくよかな醸造感が溢れ出してくる。
このボディは、きっと黒ぶどうの比率が高いためだと思って調べたら、セパージュは、ピノ・ムニエ80%、シャルドネ20%。
バロン・アルベールのミュズレは、二個目。
陽が落ちると、会場は見渡す限り見物客で埋め尽くされ、周辺の屋台にも食べ物、飲み物を買い求める人でごった返している。
ファンファーレと拍手と共に、多くの地上花火が点火される。
次々と色が変わり、だんだんと上空に向かって花火が昇り始める。
今年は、丸い花火に加え、色々な形の物が打ち上げられて楽しい。
何だかこの花火は、背伸びをしたマー・ライオンに見える。
三次元の絵を描くのだから、大変だ。
実際には、コンピュータを使って設計しているそうだ。
花火師は、思った通りの絵を天空に描くことができるようだ。
風が少ないので、続けて打ち上げると煙で花火が見えなくなってしまう。
丸い花火でも、ちょっと手が込んだものが多い。
ちょっと望遠にしすぎたので、ぼけてしまった。
途中には、富士さんを形どった仕掛け花火もあった。
今年も豪華で楽しい、花火見物でした。