機内の楽しみは、最新の映画とワイン。
でも、バンコク線では観ることができる映画は限られている。
やはりもうちょっと長距離線に乗らないと楽しくない。
結局観た映画は、「アジャストメント」、「赤ずきん」、「エバー・アフター」だけ。
そこで、ワインにより時間を使うことになる。
搭載されているワインは、
シャンパーニュ : カナール・デュシェーヌ・ブリュット・ミレジメ、2005年
白ワイン : アントナン・ロデ、メルキュレ、シャトー・ド・シャミレ、2006年、 スパイ・ヴァレー、ソーヴィニヨン・ブラン、2010年
赤ワイン : ロックウッド・ヴィンヤード、カベルネ・ソーヴィニヨン、2006年、 ザ・ラッキー・カントリー、シラーズ、2009年
まずは、カナール・デュシェーヌ・ブリュットミレジメ、2005年で乾いた喉を潤す。
ANAは機内のシャンパーニュにも、ミレジメを搭載している。
このシャンパーニュは、カナールとデュシェーヌの結婚によって生まれたメゾンであるため、フランスでは結婚式の定番。
グラスに注ぐと香りがとても良く、口に含むと深いコクを持つ。
ピノ・ノワールとピノ・ムニエの比率が高いと思われ、黒ぶどう独特の深い味わいを持つ。
これは、私の好みのシャンパーニュだ。
白は、メルキュレ、シャトー・ド・シャミレ、2006年を選んだ。
スパイ・ヴァレー、ソーヴィニヨン・ブランは先月の搭乗時に飲んでいる。
アントナン・ロデはメルキュレに本拠を置くネゴシアン。
自らも多くの畑を持ち、高品質のワインを生産している。
これは、シャトー・ド・シャミレという畑で生産されたメルキュレ。
フレッシュでぶどうの果実味に富むすばらしいシャルドネ。
赤はカリフォルニア、モントレーのロックウッド・ヴィンヤードが造るカベルネ・ソーヴィニヨン。
ザ・ラッキー・カントリー・シラーズは、やはり先月飲んでいる。
カベルネ・ソーヴィニヨンという名前だが、マルベックがブレンドされている。
フレンチオークで熟成されており、ふくよかな樽香が心地よい。
口に含むと、強い醸造感を持つがまだまだタンニンが硬い。
ボディの強いワインなので、2006年でもまだまだ熟成のポテンシャルを持っている。
実は今回、フライト・アテンダントの方に、「高原様、お久しぶりです」と声を掛けていただいた。
三月に搭乗したロサンゼルス線のファーストでお世話をしていただいた方に、また出会えたのだ。
ANAのバンコク線での楽しいひとときでした。