今夜は、先月にコルカタで買ってきた赤ワインを試してみた。
ヴィンスーラ・ヴィンヤーズの、カベルネ・シラー。
ムンバイ(ボンベイ)の北東にあるインド・ワインの一大生産地、ナシクで造られているワインである。
”VINSURA”という名前は、ナシク地方の言葉で「銘柄の生産地」という意味の”Vinchur”と、サンスクリット語で「ワイン」を意味する”Sura”の合成語とのことだ。
重い土の香りを含み、昔のシラーを思いだす。
最近のシラーや、新世界のワインはどんどん洗練されている。
それに較べ、このワインはインドのギラギラした太陽と、埃っぽい活気に溢れた街を思い出させる。
アルコール度数は、13度。
裏には、ワイン・メーカー、M. P. Sharmaのサインが入っている。
その上にはワインの特徴の紹介に続き、焼いた豚、七面鳥、羊、鹿、そしてインド料理や中華料理に合うと書かれている。
これはインドらしい。
まず、肉類に牛が入っていない。
そして、インド料理と並んで中華料理が書かれている。
そう、インド人、特にコルカタの人達は中華料理が大好きなのだ。
インドに思いを馳せた、楽しいお家ワインでした。