彼女とお花見に行ってきた。
訪れた場所は、中目黒の目黒川。
この辺りの目黒川には、3.8Kmにわたって、両岸に桜が約800本植えられている。
川沿いの道を仲の良いカップルが肩を並べ、手を繋いでそぞろ歩きを楽しんでいる。
私も何となく左手を伸ばし、彼女の右手をとろうとする。
私の想いに気が付いてかどうか、彼女は急に右手を挙げ、「ほら、あそこに予約した店がある」と嬉しそうに指差す。
「うん、あそこだね」と、気落ちした声で私が答える。
彼女は、人前で手を繋いだり、肩を抱いて歩くことを許してくれない。
二人だけの時との落差の大きさに、私は何時も満たされぬ想いを胸に覚える。
さっそく黒糖焼酎で乾杯。
私が選んだ銘柄は、奄美。
富士山の溶岩で造った石板で焼かれた鶏に、柚子ごしょうやすりおろした唐辛子、塩やカレー粉を付けて食べると、なかなかの美味。
手羽先は、ピリ辛の甘い醤油たれに良く合う。
この焼酎にも、サトウキビの旨みがギュッと詰まっている。
最初は豚が入っている。
すると、竹筒に入れた鶏のミンチが出され、店員さんが手際よく肉団子にして鍋に入れてくれる。
具を食べ終えると、卵白ととろろで作った白いねばねばの液体を流しいれる。
すると、見る見るうちに膨らみ、はんぺんのような仕上がりになる。
口に含むと、ふわっと溶けてなんとも気持ちが良い。
ここまで来ると、お腹はもう一杯。
自粛なんて言ってないで、経済活動を活発化させ、力強く日本を復興させよう。
今年も美しく咲いた桜を眺め、そう思った夜でした。







