さて、ドンナフガータ・ワイン会の続きはこのワインから。
シェラザーデ、2009年。
シチリアのネロ・ダーヴォラに、シラーがブレンドされている。
千夜一夜物語の語り手をイメージした、オリエンタルなエチケット。
そのイメージに合う、スパイシーで繊細な味わい。
因みにドンナフガータのフラッグシップ・ワイン、ミッレ・エ・ウナ・ノッテは、千夜一夜という意味。
これでやっと三輪さんも話の輪に加わることができる。
そしていよいよ私が大好きな赤、タンクレディ、2006年が出される。
ぶどうは、ネロ・ダーヴォラにカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされている。
タンクレディの名は、シチリア、シラクーサを舞台としたロッシーニのオペラ、”タンクレディ”に由来している。
タンクレディとは、この物語の主人公の悲恋の騎士の名前なのだ。
深い熟成感と果実味に満ちた、素晴らしいボディ。
タンクレディの生涯を想い浮かべながら飲むと、一層味わいと余韻が深まる。
参加者の一人が、トリノの市場で買ってきてくれたものだ。
食後は、最高のデザート・ワイン、ベン・リエ、2007年。
シチリアの西方に浮かぶ島、パンテリアで栽培されるジビッボが原料。
晩熟のジビッボから造った発酵中のモストの中に、乾燥させたジビッボを加えて造られている。
こんな素晴らしいデザート・ワインがシチリアにあったとは、驚きである。
偶然にも、このワインの原料であるジビッボの干しぶどうが背景に写っている。
グラッパ・ディ・ネロ・ダーヴォラ。
ネロ・ダーヴォラのぶどうの搾りかす(ヴィナッチャ)を発酵させて造った、素敵なグラッパ。
そしてもう一本のグラッパ、ベン・リエ。
乾燥ジビッボを原料として発酵、蒸留させて造った、最高のグラッパ。
今夜も、ドンナフガータの魅惑の世界に酔いしれ、参加者との素敵な出会いに感謝した夜でした。
また楽しい企画を考えますので、よろしくお願いします。







