4月12日に開催された、第二回ドンナフガータ・ワイン会のご報告。
震災で大変な時だからこそ、日本を元気にする企画を考え、実行した。
そして第二回には、12人の素敵なワイン・ラヴァーが集まってくれた。
場所は白金台の『オストゥーニ』。
ドンナフガータの専門家、『オストゥーニ』の三輪オ-ナーの乾杯で会が始まり、続いて私の挨拶で会を進める。
三輪さんの前にずらりと並んでいるのは、今夜のワイン達。
乾杯のスプマンテは、シチリアで醸造されたプロセッコ、デュカ・ディ・カステルモンテ。
ドンナフガータは、白、赤、デザート、グラッパと多彩な酒を生産しているが、スパークリングだけは生産していないので、同じシチリアのスパークリングを使った。
セパージュは、地ぶどうのカタラットと、南仏の品種ヴィオニエという組み合わせ。
ステンレスタンク発酵で造られ、ライト&フルーティ、それでいてしっかりとしたミネラル感と果実味を持つ。
飲んでは食べ、食べては飲んでの楽しいワイン会。
二本目は、ラ・フーガ、2009年。
シャルドネ100%で造られた、熟成感の素晴らしいワイン。
このエチケットは、新しい人生への逃避を夢見たラロー婦人という女性が、髪をなびかせて走る姿をモデルにしている。
”フーガ”とは、日本語では”遁走曲”。
たなびく髪が五線譜に見えるのは、気のせいだろうか。
白ワインに合わせると、とても美味い。
シャルドネとアンソニカから造られる、ドンナフガータ最高の白。
半分をフレンチオークのバリックで熟成させており、強いボディと複雑なニュアンスを持ち、酸とミネラルのバランスが素晴らしい。
まさに、最上の白の1本である。
キアランダはぶどう畑の名前、エチケットのデザインはこのワインを優雅な女性と豊かな土地の実りで表現したもの。
さて、ワイン会はまだ続くので、続きはまた明日。