今夜は久し振りに、六本木でイタリアン。
二人で向かった店は、『レストラン・リック』。
オーナー・シェフ、山名氏は、大阪で有名なシェフ。
その彼が東京に進出し、開いたお店がここ。
山名氏は野菜ソムリエの資格も取得し、有機野菜を用いたヘルシーなイタリアンを創り出している。
今夜の白は、可愛い名前。
オーストラリア、レッドヒル・エステートの、ペンギンズ・キッス、シャルドネ、2006年。
ワイナリーのそばにはフェアリー・ペンギンの生息地があることから、この名が付けられたとのこと。
冷涼な地で造られた、フレッシュさが心地よいシャルドネである。
あれ、四種しか・・・。
温かい料理は、別の皿でサーヴ。
シャルドネとベスト・マッチの料理の数々。
今夜の赤は、トスカーナのテヌータ・サン・グイドが造る、レ・ディフェーゼ、2008年。
テヌータ・サン・グイドの、サッシカイア、グイダルベルトに続く第三のワインが、レ・ディフェーゼ。
元々は地元のレストラン向けに造られたワインだが、生産本数が少なく、リーズナブルな価格設定となっていることから、人気が高く入手困難なワイン。
初リリースは2002年。
2004年まではサンジョヴェーゼ主体で造られていたが、近年はカベルネ・ソーヴィニヨン主体となっている。
濃い色合いに、ふくよかな果実香。
サッシカイアとは一線を画しながら、素晴らしいぶどうの凝縮感を持つ、最良のワインの一本である。
プリプリの大振りの牡蠣が美味い。
季節感があって美味。
脂身が無く、柔らかく、健康的で美味い。
まだまだ行きたい店、飲みたいワインが一杯ある。
「貴方が忙しすぎるから、何時まで経っても行きたいところに行けない」
「君だって予定がいっぱい埋まってるじゃないか」
そんな会話も楽しい、六本木の夜でした。