今夜のワイン、まき田、赤坂 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は打ち合わせ帰りに、友人たちと赤坂の『まき田』でお食事。


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ちゃんこ会席にも、ワインを合わせる。


最初の白は、フランス、ブルゴーニュのルイ・ラトゥール、シャブリ・シャンフルール、2009年。


ルイ・ラトゥールは、言わずと知れた、”コルトンの帝王”。


適度の酸と果実味を持つ、フレッシュでキリリとした上質の白。


和食にもとても良く合うのです。






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そして二本目はボルドーの赤。


オー・メドックの、シャトー・ドゥヴィス・ダルディエ、1999年。


とてもバランスの良い上質のボルドー。


ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー45%、プティ・ヴェルド5%。


このシャトーは品質向上の努力が認められ、2003年にクリュ・ブルジョワに格上げされている。



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料理が美味く、話も盛り上がり、三本目を抜栓する。


イタリア、トスカーナ州のグレート・ワイン、トリノーロのセカンド、レ・クーポレ・ディ・トリノーロ、2002年。


トスカーナの異端児、アンドレア・フランケッティ氏が造る、ボルドー・タイプの赤。


深いぶどうの凝縮感と、まろやかなタンニンが素晴らしい。


セパージュは、カベルネ・フラン40%、メルロー30%、カベルネ・ソーヴィニヨン22%、プティ・ヴェルド8%。




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ここで止めておけば良かったのだが、ここまで飲んだら理性や判断力はもう残っていない。


本能の赴くまま、四本目を選ぶ。


カリフォルニアを代表するワイナリーのひとつ、マーカム・ヴィンヤーズが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、ナパ・ヴァレー、2004年。


さすがマーカム、強く深いボディの、素晴らしいカベルネ。


一度に飲んでしまうのは、もったいない四本。


それを一度に味わい、楽しんだ赤坂の夜でした。