今夜のワイン、桃仙郷、神楽坂 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は久しぶりに、和食でワイン。


彼女は、和食も結構好きなのだ。


でも、ワインが無い店には行かない。


そこで今夜のお店は、神楽坂の『桃仙郷』。
ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302220000.jpg
飯田橋駅の西口改札で待ち合わせ。


電車が着くたびに、多くの人がどっと改札口から溢れ出てくる。


目を凝らして彼女を探す。


もう待ち合わせ時刻を10分も過ぎている。


私はここで、もう20分待っている。


人波の中に、彼女の姿がちらっと見えた。


胸が熱くなり、鼓動が少し早くなる。


待ち合わせを限りなく繰り返しているのに、今も身体は同じ反応を示す。


『桃仙郷』の入り口には、店の名前が入った明かりが足元を照らす。
ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302106000.jpg
今夜もセラーに面した部屋で、美酒を眺めながらのお食事。






ワインは素敵な恋の道しるべ-201009301923000.jpg
早速、シャブリで乾杯。


ラ・シャブリジェンヌの、シャブリ・ラ・ピエレレ、2007年。


シャブリの良心的な大手の造り手だ。


酸とミネラルの効いた爽やかなシャブリは、和食に良く合う。







ワインは素敵な恋の道しるべ-201009301921000.jpg
お通し。


キノコ和えには、パルミジャーノが振りかけられている。



ワインは素敵な恋の道しるべ-201009301925000.jpg
揚げたそばのサラダ。


これもワインに合う。


ワインは素敵な恋の道しるべ-201009301943000.jpg
刺身も美味。




ワインは素敵な恋の道しるべ-2010093020480000.jpg
和食なので、赤もピノ・ノワールを選ぶ。


カリフォルニア、カレラの2007年。


カリフォルニアのロマネ・コンティと言われる、ピノ・ノワールの名手である。


深く、強く、ぶどうの凝縮感に満ちた素晴らしいワインである。


カリフォルニアのピノはあまり飲まない彼女も、これなら大丈夫。
ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302023000.jpg
鍋もあっさり味で、食材の旨みが出ている。


これがピノに良くマッチする。













ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302032000.jpg
焼き物はみやじ豚。


柔らかく、自然な旨味を持っている。



ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302104000.jpg
きのこあんかけが出される頃には、お腹はもういっぱい。





ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302120000.jpg
〆は土鍋で炊いたご飯。


このお焦げが美味いのだ。




ワインは素敵な恋の道しるべ-201009302159000.jpg
デザートは、抹茶のアイスクリーム。


パリパリの最中の皮も美味い。


和食でワインも好いものだ。


彼女と過ごす、神楽坂の素敵な夜でした。