百日紅 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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美容院からの帰り道、百日紅(さるすべり)の街路樹を見つけた。


私の実家の庭にも一本、古い百日紅の木があった。


確か花の色はピンクだった。


今は花盛り。


暑い空気も、百日紅の木のまわりだけは清々しく感じる。
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ひとつひとつは小さいが、束になって咲く花が賑やかで豪華な雰囲気を醸し出す。


実家の木もこの色だった。
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一本一本を丁寧に見て歩くと、複数の色の花があることに気が付いた。


この木は、少し濃いピンク。


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この木は少し薄いピンク。


ピンクの中での色の差は、日当たりや肥料の影響かもしれない。
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この木は赤。


良く見ると、同じ木に咲いている他の花は白。


紅白の花が咲くとは、お目出度い木だ。


概して赤の花は、房の数が少ない。


赤だけ咲いている木も、花の房は数個しか付いていない。
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そして白。


白の花はあまり房を作らず、枝全体に咲いている感じ。


ピンクの花が、房の数と言い、房に付いている花の密度と言い、一番美しい。


この種が、環境に最も適用している安定した種なのかもしれない。


百日紅を街路樹に使うなんて、何とお洒落な街だろう。


ワインが出てこない、初めての記事でした。