ホテルや会議場に居ると涼しくて快適なのだが、外に出るとやはり暑い。
昼間の熱気を避けるため、夜遅くなってからシーサイドに食事に出た。
向かったレストランは、『無招牌海鮮』。
英語では、『no signboard seafood』と書いてある。
つまり、看板を出さなくても客が来るという店のようだ。
看板無しの店に予約無しで行ったが、受付の女性からは予約をしないで来たのか、とあきれ顔をされる。
暑い外で20分も待たされ、ようやく店内に案内された。
店の中は、あふれかえらんばかりの客で賑やか。
早速、冷えたタイガー・ビアで乾杯。
シンガポールのビールはギンギンに冷えているので美味い。
中国ではあまり冷やす習慣がないので、生ぬるいビールを出されることが多い。
そこで、自分で冷蔵庫まで行って一本一本温度を確かめ、一番冷えたボトルを持ってくる手間が掛かるが、ここではそんな心配は無用。
二皿の野菜料理のあとは、豚肉料理。
どの料理も驚くほど美味い。
待ったから美味く感じるのか、美味いから混んでいて待たされたのか、どっちでも良いが、旨い。
そして帆立。
かなりホット。
ビールを飲むペースが早くなり、ピッチャーはもう四つ目になっている。
この豆腐料理は巨大だ。
そして炒飯。
みんなの食べるペースが早いので、ぼやぼやしていると写真を撮る前に料理が無くなってしまう。
丁寧に撮影していると、今度は料理を食べる暇が無い。
という訳で、ボケた写真の連続となる。
最後は焼きそば。
もうお腹は限界。
急に誰もの箸が進まなくなる。
あっという間の食事だったが、みんな満足。
安くて清潔で美味い料理、これだからシンガポールは楽しいのです。