季節外れの冷たい雨。
こんな夜は、暖かい鍋料理が恋しくなる。
という訳で、急遽友人とちゃんこ料理を食べに行くことに。
選んだ店は、ちゃんこでワインを飲むことができる、『まき田 赤坂』。
最初のワインは、ルイ・ラトゥールのシャブリ・ラ・シャンフルール、2008年。
酸味とミネラル感に富んだキレの良い辛口。
カツオは、縁起物。
今夜の赤は、ロス・ヴァスコス、カベルネ・ソーヴィニヨン、2007年。
ボルドー五大銘醸のひとつ、シャトー・ラフィット・ロートシルトが出資してチリで造る、コスト・パフォーマンスに優れたワイン。
カベルネの持つ素晴らしい特徴を備えた、バランスの良いミディアム・ボディ。
このワインは、和食にも上手く調和できるのだ。
これが美味い。
追加して二皿を平らげることもある。
すると、女将が一本のボトルを持って私たちのテーブルに現れた。
とてもきっぷの良い女将で、大好きだ。
何でも、酒屋さんのお薦めのワインがあるのだが、試飲してもらいたいとのこと。
それは、フランス、ラングドック・ルーションでローダニエンヌが造る自然派ワイン、ロック・ド・サン・ジャン、メルロー、2008年。
柔らかな口当たりで、ぶどう本来の果実味が心地よい。
和食には強いメルローは合わないが、これなら安心して合わせることができる。
自然派ワインは高価だと思っていたが、このワインは品質が良いのに価格は良心的で、嬉しくなってしまう。
結局女将と一緒に、このボトルも空けてしまった。
ここのチャンコは最高だ。
美味い出汁を一滴も残さず食べ尽くす。
そして、デザート。
少し飲み過ぎたけど、寒い雨の夜に、身も心も温まった素敵な食事でした。