『カジノ・ロワイヤル』といえば、007ですね。
そしてジェームズ・ボンドといえば、シャンパーニュのボランジェ・ラ・グランダネです。もちろん『カジノ・ロワイヤル』でも使われています。
ところが、『カジノ・ロワイヤル』の中には、他にも私が大好きなボルドーが登場しているのです。
ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドが、エヴァ・グリーン扮するヴェスパー・リンドと初めて会う列車の食堂車の場面で飲んでいるワインが、シャトー・アンジェリュスなのです。
アンジェリュスは祈りの鐘、二人の行く末を暗示するかのような名前のワインです。シャトー・アンジェリュスは、サンテミリオン地区で、シャトー・オーゾンヌ、シャトー・シュバルブラン、シャトー・フィジャック等と並ぶ、第一特別級のワインです。
私にとっても忘れ難いボトルです。憧れていた女性に祈りを込めて、1976年のボトルをマンゴツリー東京(丸の内)で、そして2003年のボトルをセパージュ(広尾)で飲抜しました。この深い味わいに彼女の尊敬を勝ち取ることはできましたが、それ以上の祈りは通じませんでした。
映画に出てくる素敵なワイン。貴方も恋の懸け橋に利用してみてはいかがですか。
