聞き取れない。読めない。話せない。 | ブラウンの熊たち

ブラウンの熊たち

ブラウン大学在学中の日本人学生(熊たち)がブラウン大学のクレイジーな日常生活をあなたに届けるぜ!


こんにちは、
一週間ぶりに。
小高です。

実は私、今日本を離れてて。
パリに居ます!
先週の木曜日から居るのですが、あと一週間ほどの旅行を存分に楽しんで帰国したいと思います。



日本に帰ったら・・・。

そうだなー
描き途中の絵を描いたり、読書したり、
カメラとSuicaだけ持って色んな街を色んな時間帯に歩くカメラ散歩会も開催するし、
お祭りとか花火とか海とかも夏らしく行きたいし。
あ、あとは瀬戸内海!瀬戸内芸術祭!
(アツは行かないかも.. とか言ってましたが)やっぱり行きたい!!

こんなワクワクする様な残り一ヶ月半の夏休み。
色々書いたけど、有意義な、今しか出来ない事をした夏にするにはどうすればいいんだろう、って未だに悩みっぱなしです(笑)



ということで。さてさて。
今回の投稿は、パリで過ごしたこの四日間に感じた事について書きたいと思います。

読んでいただけたら嬉しいです。


***







最初に少し、昔話をさせてください。



私は、2006年の3月に小学校を卒業して
その年の9月に一人で飛行機に乗ってアメリカへ飛び立ちました。

12歳の秋。

たった一人の自分と大きなスーツケーツ二つ。

異国の地。

英語?は?なにそれ美味しいの?状態で。
アメリカとかあんまり良く分からなくて。




数年前くらいから、
なぜか日本の同級生や初めて会った人達によく言われ始めたんです。
「小学六年の時に留学決めたかのはやっぱスゴいよ。
私には絶対に出来ないもんな~」

こうやって。

これ、前も言ったと思うんですけど、
もう一回言わせてください。

私はあの時まだ小さくて、小学生だったから、
留学を決められたんだ。


まだ12歳だったから、

後先考えずにやりたい道を突っ走れたから、
あまり"世の中的"とかを気にせずに行動できたから、

だから出来た事。




たったそれだけの事なんです。









海外留学っていうと、やっぱり言語の壁を想像します。

周りのブラ熊メンバーから彼らのアメリカ生活一年目の話を聞いたりして、
やっぱり英語がキツイ!っていう声も聞いて。


その中でも、

「間違えるのが怖くてなかなか話せない」
「変な事言って笑われたら恥ずかしい」


とか。一番最初はやっぱりそう思っちゃうらしい。


でも、それでも、言語は使わなければ上手くならないし
そう自分に言い聞かせて努力する。

分からなかったら聞く。
間違えたらもう一回トライする。


自分の言っている事が相手に通じないときの
辛さとか、
悔しさとか、
寂しさとか。

そういうずっしり伸しかかってくる重みみたいなものに押しつぶされそうになりながら、
耐えて、耐えて、耐えて。


そうやって生きていっている留学生たちは、きっと沢山居る。





でも12歳だった私は、
すごく幼くて。幼すぎて。

辛かったけど、悔しかったけど、寂しかったけど、
でも、でも。

押しつぶされそうになりながら、それでも耐えて努力をした記憶はあまりない。








四日前、パリの空港に着いて。

標識にはフランス語が書いてあって、

周りの人達はフランス語を話していて。



ホテルへ向かうために乗ったタクシーの運転手さんが言った金額も、

朝ご飯のために入ったカフェのメニューも、

美術館への道のりが分からなくなっても、

聞き取れない。読めない。話せない。


もちろんフランス語なんて本当に全っっっっ然知らなくて。
ボンジュールとメルシーとジュテムとジュマペルカノくらいしか知らなくて。

いや、マジで本当に何も理解できないんです。

言語で困ることが久しぶり過ぎる。
そんなことを思って。




そうしたら、

一人きりで飛行機を乗り換えてアメリカに来てくれた友人とか、
私を置いて一人でショップに買い物を行っちゃう母とか。

英語が上手く話せない周りの人達、スゴくね?
って思えてきて。


そして改めて、
言語の重要さを痛感。








私は、個人的に言葉ってすごく興味深いと思うんです。

だから、ブラウンで取っている中国語のクラスだってスゴく楽しいし、
毎日朝早くから授業があるのもあんまり苦じゃないし。



言語はツール。

ひとつ多く言語を話せたら、きっと、
より多くの人々と会話が出来て、より多くの場所で生活が出来る。

一人多く人と話せたら、きっと、
より多くの考え方を知れる。
より多くの刺激を受ける。
より多くの知識が身に付く。

もっと、沢山の経験が出来る。




確かに、言語がすべてではないし。

ツールを持っているからといって、持っているだけじゃ何も変わらないけれど。

でも、この旅で一体何度、
「フランス語が喋れたら・・・」と思ったことか。


やっぱり、
ツールがあればあるほど、可能性は増える。
これは揺るぎない事実なのかもしれません。








言葉が通じないって、
辛いです。
悔しいです。
寂しいです。

でも、
なんだかワクワクもします。少なくとも、私はね(笑)

これでブラウンからの留学がまた実現に近づきました。




不自由な環境の中で、
生きる快感。




私は好きだなあ、すっごく。



ふふ。




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