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Strings Of Life

旅のこと。ときどき日々のこと。

町を歩いていると自転車にのった男の子がやってきた。

「なんかちょうだい」

日本で100均で買った水風船をあげたらもっとちょうだいと言ってきた。ひとつかみあげて、付属の膨らまし器で風船を膨らましてみせたら、膨らまし器を奪おうとしてくる。図々しいのでポケットにしまってその場を去った。

今度は砂漠に向かって歩く。目の前には山のようにでーんと砂漠がたっている。青い空と砂漠のコントラストが美しい。

時々砂漠を走るジープや4輪の車(名前何てゆうの?)が通り過ぎていく。そのほかには誰もいない。びびりだから30分ぐらい歩いて引き返す。

砂漠と町の間には木が茂っている。オアシスのような光景が目の前にある。

今頃日本ではみんな仕事してるんだろうな、とぼんやり思った。




Strings Of Life

翌朝町を散策。

メルズーガの近くの小さな町は砂漠沿いなだけあって風が吹くと砂埃が舞う。着いた日はわからなかったけど宿の屋上からは砂漠がすぐそこに見える。建物は砂漠色というか砂の色。ベージュっぽい色かな。土に藁のようなものを混ぜて補強しているらしい四角い建物の家はどれも平屋で二階は屋上になっている。高そうなホテルが一件、そこは3~4階建てで敷地にはラクダが数頭いた。

小さな売店の前では男の人が7、8人集まって板にコマを並べて将棋のようなゲームをしていた。何してるか聞いたけどよくわからなかった。

ふらふら歩いていると高校生ぐらいの地元の女の子と目が合う。どちらからともなく笑い合う。

手招きされて一件の家(といってもドアもない4畳半ぐらいの建物)に入ると



Strings Of Life


そこはパン焼き場で、土で出来た小さなかまくらの中に鉄板を引いてパンを焼いていた。



Strings Of Life


鉄板の下で火を起こし時々藁のようなものをいれながらうちわで風を送る。



Strings Of Life


焼きたてのパンをちぎって食べさせてくれた。んまぃ

後でお金を請求されるかなと疑いの気持ちを持っていたんだけど、焼き上がったパンを積み重ねてじゃあねと去っていった。

そしてまた別の子がパンを焼きにくる。

疑って悪かったなぁと思いながらパン焼き場を出た。


モロッコの女の人は本当に優しい

リッサニからメルズーガまではグランタクシーで約1時間。

宿からの手配で26歳の男の子が迎えに来てくれた。(150DH)

1時間の道中、日が落ちて真っ暗で本当真っ暗で周りはなぁんにもなくてただの荒涼とした大地に一本の道があるだけで車は他にいないし男の子は疲れた?って太ももを触ってくるし(直後持ってる荷物を全部膝に乗せてガード)怖かった。

あっ、車だ!ぶつかる!って思ったらまだ遥か向こうにいて不思議な感じ。砂漠マジック?

でも迎えをお願いしてて良かった。なんだかんだで宿から手配したグランタクシーじゃないとかなり危ない。


宿に着いて日本人が出てきたときは本当に安心して涙が出そうだった。


PM8:30
宿には男の子が5人いてハンバーグを食べた。