<8月31日(金)>
今年の春頃から某SNSでコンタクトを取っていたストリートPUNKトリオ・THE DOLTISHのBass/VocalのMannesと、ライブで私を交えてBlack Flag『Nervous Breakdown』をカバーしよう、と言う事になっていた。
彼らの練習風景を見てみたかった事もあり、この日の昼過ぎから予定されている練習の場所へ行く事に。
宿からMannesへ電話し、宿の従業員に行き先をネパール語でメモに書いてもらって、それをタクシーの運転手に見せて行ってもらった。
30分ほどで宿のあるThamelより南の、PatanのKusuntiと言うエリアに着いた。割と大きい幹線道路(しかし未舗装)沿いに、学校がたくさんあった。おそらく上流階級の居住区なのだろう。
しばらく道路の脇で待つ事数分、迎えに来てくれたMannesと初対面!したが何故かお互いに何となくあまり挨拶を交わさなかった。

一緒に、高台になっている住宅街の方へ進む。
15分ほど歩いて、閑静な住宅街の中に佇む3F建ての建物に辿り着いた。一軒家ではなく、アパートのようだ。入り口に居た子供たちにナマステー、と挨拶したらキョトンとしていた。
2Fへ上がり、一室へ入る。ドラムセットとアンプがあった。ベッドが二つ。 ここはDrumのNirdevとGuitarのNirajの兄弟が住む部屋だそう。聞きそびれたが、おそらくこの兄弟は近くに実家があり、離れのような感覚で住んでいるのだろう。
年齢を聞くとまだ全員、10代でビックリ!既に彼らの音源は入手していたが、クォリティーも高い。しかしここの部屋で爆音を出すのか…大丈夫なのか?

時間はPM1:30、機材をセッティングし、部屋を閉め切る。先に私と共にやる『Nervous Breakdown』を練習する事に。うぉー。

この曲のみNirdevがGuitarを担当。Guitarがジャジャジャジャ、と鳴る。遅れてドラムが入る。いつもながら異国の人たちと一緒に音を出す瞬間、何とも言えない気持ちにさせられる。
3回、繰り返し練習した。
そして彼らの練習の番。まず演奏技術が高い事に感心。特にNirdevはDrumを初めてまだ3年との事なのに全く無駄のない動きで素晴らしい。

既に入手していたCDRでお馴染みの曲を中心に、キャッチーでドライブ感溢れるPUNKチューンの連発!
休みなく曲を続けているうちに、新しい曲をあーでもない、こーでもないと合わせ出したので、閉め切った部屋で暑苦しくなった事もあり私だけ退出し、すぐ近所の売店へ「ビール、ある?あとコップも」この国はどの場所へ行っても、売店がやたら多い気がする。
建物の外から確認したが、閑静な住宅街に十分、爆音が鳴り響いとるがな…。
私が戻るとちょうど練習は終了。居合わせた彼らの友達も交え、ゴルカビールで乾杯した。

「お腹空いてる?ウチへ来て食べる?」Mannesの言葉に甘え、さっきの場所から歩いて10分ほどの彼の家へ。
「ここだよ」彼の家は売店と食堂をやっていて、何人かの客がモモを食べていた。Mannesのお母さんを紹介された。ナマステー。
お家の玄関で妹さんを紹介された。彼の部屋へおじゃました。RAI KO RIS他、ネパールPUNKのフライヤなどで壁が覆われていた。Oi!と書かれた自作の旗も。

ベッドに、大きいクマのぬいぐるみがあった。小さい頃からこのクマに毎晩、話かけてるんやろか、と思いウケたが「あぁ、それは妹のだよ」何や残念。

カレー?を出してくれた。米は平べったくて固かった。「肉は辛いけど大丈夫?」確かに辛かったが、おなか空いてたのですぐ平らげた。

そしてネパール餃子・モモも出してくれた。美味しかった。

「普通の部屋で練習して、近所から苦情来ないの?」私の質問の意図が伝わったのか伝わらなかったのか分からないが「何だあの音楽は?て思われてると思うよ」とMannes。
THE DOLTISHの活動は3年になると言う。MannesはMCと言うややスカコアよりのバンド(このバンドも良い!)でもBassを弾いていたそう。THE DOLTISHとMCのCDRと、ウチのリリース作品とをトレードした。(後日タイムボムさん他、良心的なお店に良心的な価格で並びます)
あれこれ話した後、Mannes宅を後に。帰り際、お父さんも紹介された。にこやかに挨拶してくれはった。
乗り合いバン乗り場まで連れて行ってくれる道すがら「お父さんは何してるの?」まさかお母さんがモモを作っているのをお客さんに運ぶ係ではあるまい。「ブローカーだよ」貿易やっているのか、と思ったがどうやら解体や塗装をやっているらしく、学生であるMannesもたまにペンキ塗りに出るそう。カースト制度がまだ根強く残るこの国でも上流階級であるようだ。
彼の家のすぐ近所の壁に「NO FUTURE」「SEX DRUG ROCK'N'ROLL」「CHAOS」「NO RULE」など、周囲の雰囲気にふさわしくない迷惑なスプレー落書きがあった。「あれは3年くらい前に書いたんだよ(笑)」誰がやったかバレバレやん…(苦笑)。

大通りに出たら、牛がいた。

しばらく待ってたらThamel方面行きのバンが来たので、明日のライブでの再会を約束し別れを告げた。

きゅうきゅう詰めのバンに乗ること30分ほどでThamelの近くまで来たが、降ろしてもらうタイミングを逸し、離れたところまで来てしまった。空港からのバスが着く大きいターミナルだった。

のんびり街の様子を楽しみながら宿へ帰った。

道すがら、ケンタッキーフライドチキンや、高い目のレストラン/コーヒー店が並ぶエリアも通った。そら海外の人が集まる街でもあるしな…。
夕食はMUSTANG THAKALI CHULOと言うレストランへ。

ダル・バートを頂いた。ネパール風カレー、と言って良いのだろうか。ご飯がなくなったらどんどん盛ってくれた。

気分良いのでライブバーへ行く事に。タメル・チョークのそばにある二軒をはしごした。ハコバンがカバーばっかしやっている。たまには悪くない。


二軒目の「NAMASTE CAFE」は音も迫力あり、楽しめた。ここのメニューのJAPANESE DISHの欄の「OKAYA」「KANZY」が何の事か、なぞだった。

さらに調子に乗ってタメルのキャバクラっぽい場所の一つである「Club Nasha」へ。若い女性が(たまに男性も交え)ステージで踊っていた。


一杯だけ飲んで大人しく退散。
AM2:00に就寝した。いよいよ、翌日がネパールPUNKのライブ!
(その5へつづく)
パンク・ハードコアblogランキングへ
↑一日1クリックお願いします。





































